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つむぐ指圧治療室 相模大野

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血漿の膠質浸透圧の維持に必要なのはどれか

問題

血漿の膠質浸透圧の維持に必要なのはどれか。

  1. プラスミン
  2. フィブリン
  3. アルブミン
  4. トロンビン

解答: 3(アルブミン)

解説

  1. 誤り。プラスミンは線維素溶解(フィブリン溶解)に関与するタンパク分解酵素であり、膠質浸透圧の維持とは無関係である。
  1. 誤り。フィブリンは血液凝固の最終産物として血餅の骨格を形成する繊維状タンパク質であり、膠質浸透圧の維持には関与しない。
  1. 正しい。アルブミンは肝臓で合成される血漿タンパク質であり、血漿タンパク質の中で最も量が多い。膠質浸透圧(血漿タンパクの作る浸透圧)の維持と血管内の水分保持。アルブミンの関与が70%と大きい。膠質浸透圧は毛細血管の静脈側で間質液から血管内へ水分を吸引する力として働き、体液の血管内分布の維持に不可欠である。
  1. 誤り。トロンビンはプロトロンビンから生成される凝固酵素であり、フィブリノゲンをフィブリンに変換する役割を持つが、膠質浸透圧とは無関係である。

ポイント

  • アルブミンは血漿タンパク質の中で最も量が多く、膠質浸透圧の約70%を担い、血管内の水分保持に不可欠である。
  • 覚え方のコツ: 「アルブミン=膠質浸透圧の主役=水を血管内に引き留める力」と覚える。
  • 関連知識: 毛細血管の動脈側では血圧(約35mmHg)が膠質浸透圧(約25mmHg)を上回り水分が組織に押し出され、静脈側では膠質浸透圧が毛細血管圧(約15mmHg)を上回り水分が血管内に回収される。
  • よくある間違い: 「グロブリンも血漿タンパクだから膠質浸透圧に同程度関与する」と思いがちだが、膠質浸透圧への寄与はアルブミンが圧倒的に大きい(約70%)。
血漿タンパク質 量の割合 主な機能
アルブミン 最も多い 膠質浸透圧維持(約70%)、物質運搬、アミノ酸供給源
グロブリン(α, β) 中間 ホルモン・ビタミンの運搬
γ-グロブリン 抗体(免疫グロブリン)として免疫反応に関与
フィブリノゲン 最も少ない 血液凝固(フィブリンの前駆体)

表: 血漿タンパク質の種類と機能

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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