問題
最も寿命の長い細胞はどれか。
- 上皮細胞
- 赤血球
- 白血球
- 神経細胞
解答: 4(神経細胞)
解説
- 誤り。上皮細胞の寿命は種類によるが、消化管上皮で数日〜数週間程度であり、選択肢の中では短い。
- 誤り。赤血球の寿命は約120日であり、血球の中では最も長い。しかし神経細胞と比較すると短い。骨髄から血中に出た赤血球は核を失っているため増殖能はなく、1日に全赤血球の約1%が破壊されて新しい赤血球に置き換えられる。
- 誤り。顆粒球の寿命は2〜14日。リンパ球は「数日間のものから数十年に及ぶものまで」と幅が広いが、白血球全体としては赤血球より短命とされる。
- 正しい。神経細胞(ニューロン)は、基本的に出生後は分裂増殖せず、生涯にわたり同じ細胞が機能し続ける。すなわち寿命はその個体の一生に等しく、選択肢の中で最も長寿命である。
ポイント
- 神経細胞は分裂しない永久細胞であり、その寿命は個体の一生に等しい。選択肢の中で最も寿命が長い。
- 覚え方のコツ: 細胞の寿命の長さは「神経細胞(一生)> 赤血球(120日)> 血小板(5〜10日)> 好中球(2〜14日)」の順で覚える。
- 関連知識: 赤血球の寿命は約120日で、血球の中では最も長い。膜が古くなり変形能を失った赤血球は、脾臓の細網内皮系で捕捉され破壊される。
- よくある間違い: 「血球の中で最も寿命が長い」のは赤血球(120日)だが、本問は「細胞」全体での比較であり、神経細胞(一生)が最長である。問いの範囲に注意する。
| 細胞 | 寿命 | 産生場所 | 破壊場所 |
|---|---|---|---|
| 赤血球 | 約120日 | 骨髄 | 脾臓(細網内皮系) |
| 好中球(顆粒球) | 2〜14日 | 骨髄 | 脾臓 |
| リンパ球 | 数日〜数十年 | 骨髄・胸腺 | 脾臓 |
| 血小板 | 5〜10日 | 骨髄(巨核球) | 脾臓 |
表: 血球の寿命と産生・破壊場所
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