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細胞膜ナトリウムポンプに関連が深いのはどれか

問題

細胞膜ナトリウムポンプに関連が深いのはどれか。

  1. 浸 透
  2. ろ 過
  3. 能動輸送
  4. 膜動輸送

解答: 3(能動輸送)

解説

  1. 誤り。浸透は半透膜を介して水が溶質濃度の高い方へ移動する受動的現象であり、エネルギーを必要としない。
  1. 誤り。濾過は圧力差によって液体が膜を通過する現象である。腎臓の糸球体濾過が代表例で、ポンプ機構とは異なる。
  1. 正しい。細胞膜にはナトリウムポンプがあり、常時エネルギーを使って細胞内のNa⁺を細胞外にくみ出している。ナトリウムポンプ(Na⁺-K⁺ ATPase)は濃度勾配に逆らってNa⁺を細胞外に、K⁺を細胞内に輸送する能動輸送の代表例である。ATPのエネルギーを消費して行われる点が受動輸送との根本的な違いである。
  1. 誤り。膜動輸送(サイトーシス)は細胞膜の変形により物質を取り込んだり放出したりする仕組みであり、食作用・飲作用・開口放出を含む。

ポイント

  • ナトリウムポンプ=能動輸送の代表例であり、ATPを使って濃度勾配に逆らって物質を輸送する
  • 覚え方のコツ: 「ポンプ=電気(エネルギー)が必要=能動輸送」と連想する
  • 関連知識: 能動輸送に対し、拡散や浸透を受動輸送と分類する場合もある。
  • よくある間違い: 膜動輸送もエネルギーを使うが、膜の変形による物質取り込み・放出であり、ポンプ(イオン輸送)とは機構が異なる
移動様式 エネルギー 方向
拡散 不要(受動) 高濃度→低濃度 O₂、CO₂の移動
浸透 不要(受動) 低張側→高張側(水) 細胞膜を介した水移動
能動輸送 必要(ATP) 低濃度→高濃度 Na⁺-K⁺ポンプ
膜動輸送 必要 膜の変形による 食作用、飲作用、開口放出
濾過 圧力差 高圧側→低圧側 糸球体濾過

表: 物質移動の様式

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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