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つむぐ指圧治療室 相模大野

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物質の移動に際して圧力を必要とするのはどれか

問題

物質の移動に際して圧力を必要とするのはどれか。

  1. 浸透
  2. 拡散
  3. 開口放出
  4. ろ過

解答: 4(ろ過)

解説

  1. 誤り。浸透は半透膜を介した浸透圧差(溶質濃度差)による水の移動であり、外部からの圧力は駆動力ではない。
  1. 誤り。拡散は濃度勾配に従った溶質分子の自由運動であり、圧力は不要である。
  1. 誤り。開口放出(エクソサイトーシス)は細胞内の小胞が細胞膜と融合して内容物を放出する膜動輸送の一種であり、圧力は不要である。
  1. 正しい。ろ過は圧力差によって水や小分子が膜を通過する現象であり、圧力を必要とする。→体内の代表例は腎臓の糸球体における血圧(糸球体内圧)による原尿生成である。→濾紙と同様に、大きな分子(血球やタンパク質)は通過できず、水や小分子のみが濾過される。→加わる圧力は血圧である。

ポイント

  • 「ろ過=圧力差が駆動力」であり、糸球体における血圧による原尿生成が代表例である。
  • 覚え方のコツ: 「ろ過=圧力」「拡散=濃度差」「浸透=浸透圧(水が動く)」「能動=ATP」と駆動力を1対1で覚える。
  • 関連知識: 腎臓の糸球体では毛細血管壁が濾紙の役割をし、血漿中の水や小分子は濾過されるが、血球や大きな分子は濾過されない。
  • よくある間違い: 浸透を「圧力が必要」と混同しやすいが、浸透の駆動力は濃度差(浸透圧差)であり外部からの圧力ではない。
移動様式 駆動力 方向 代表例
拡散 濃度勾配 高濃度→低濃度 O₂、CO₂の移動
浸透 浸透圧差(濃度差) 低張側→高張側(水) 細胞膜を介した水移動
能動輸送 ATP(化学エネルギー) 低濃度→高濃度 Na⁺-K⁺ポンプ
膜動輸送 膜の変形 内↔外 食作用、開口放出
濾過 圧力差 高圧側→低圧側 糸球体濾過

表: 物質移動の様式と駆動力

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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