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つむぐ指圧治療室 相模大野

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物質の移動に際して化学エネルギーが必要なのはどれか

問題

物質の移動に際して化学エネルギーが必要なのはどれか。

  1. 拡散
  2. 浸透
  3. 能動輸送
  4. ろ過

解答: 3(能動輸送)

解説

  1. 誤り。拡散は濃度勾配に従う受動的な物質移動であり、化学エネルギーは不要である。
  1. 誤り。浸透は浸透圧差(濃度差)による水の移動であり、化学エネルギーは不要である。
  1. 正しい。能動輸送は濃度勾配に逆らって物質を移動させるため、ATP(化学エネルギー)の消費が必要である。→代表例はナトリウムポンプ(Na⁺-K⁺ ATPase)で、常時エネルギーを使って細胞内のNa⁺を細胞外にくみ出している。→拡散や浸透は受動輸送に分類され、エネルギーを必要としない。→ろ過は圧力差による移動で、化学エネルギーではなく物理的な圧力が駆動力である。
  1. 誤り。ろ過は圧力差による物質の移動であり、化学エネルギーではなく圧力が駆動力である。

ポイント

  • 能動輸送は「濃度勾配に逆らう」「ATP(化学エネルギー)が必要」の2点がキーワードである。
  • 覚え方のコツ: 「能動=能力を動かす=エネルギーが要る」と語感で覚える。対して「受動=受け身=自然に流れる」である。
  • 関連知識: ナトリウムポンプは細胞内外のNa⁺/K⁺濃度差を維持し、静止膜電位の形成に寄与する。
  • よくある間違い: ろ過を「エネルギーが必要」と誤答しやすいが、ろ過の駆動力は圧力差(血圧など)であり化学エネルギーではない。
移動様式 エネルギー 方向
拡散 不要(受動) 高濃度→低濃度 O₂、CO₂の移動
浸透 不要(受動) 低張側→高張側(水) 細胞膜を介した水移動
能動輸送 必要(ATP) 低濃度→高濃度 Na⁺-K⁺ポンプ
膜動輸送 必要 膜の変形による 食作用、開口放出
濾過 圧力差 高圧側→低圧側 糸球体濾過

表: 物質移動の様式

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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