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つむぐ指圧治療室 相模大野

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糸球体における原尿生成のメカニズムはどれか

問題

糸球体における原尿生成のメカニズムはどれか。

  1. ろ過
  2. 浸透
  3. 開口放出
  4. 能動輸送

解答: 1(ろ過)

解説

  1. 正しい。腎臓の中の毛細血管の壁が濾紙の役割をしており、血漿中の水や小分子は濾過されるが、血球や大きな分子は濾過されない。これに加わる圧力は、血圧である。糸球体では毛細血管内の血圧(糸球体濾過圧)を駆動力として、血漿中の水分や低分子物質(グルコース、アミノ酸、電解質など)が血管壁を通過してボーマン嚢に濾し出される。タンパク質や血球などの大分子は通過しない。濾過は圧力差を必要とする受動的過程である。
  1. 誤り。浸透は半透膜を介して水が溶質濃度の低い側から高い側へ移動する現象であり、糸球体濾過の主機序ではない。
  1. 誤り。開口放出(エクソサイトーシス)は細胞内の物質を膜の融合により細胞外へ放出する膜動輸送の一種であり、原尿生成とは無関係である。
  1. 誤り。能動輸送はATPを使って濃度勾配に逆らう物質輸送であり、糸球体濾過は血圧を駆動力とする受動的過程である。

ポイント

  • 糸球体における原尿生成は「ろ過(濾過)」であり、駆動力は血圧(糸球体濾過圧)である。
  • 覚え方のコツ: 「濾過=圧力で押し出す」→糸球体では血圧で血漿成分を押し出す。「浸透=濃度差で水が動く」「拡散=濃度差で溶質が動く」と駆動力の違いで区別する。
  • 関連知識: 濾過は圧力を必要とする物質移動であり、体内では糸球体濾過が最も代表的な例である。
  • よくある間違い: 「浸透」と「濾過」を混同しやすいが、浸透は濃度差(浸透圧差)が駆動力、濾過は圧力差(血圧など)が駆動力という違いがある。
移動様式 駆動力 移動するもの 生体での代表例
拡散 濃度差 溶質 O₂、CO₂の移動
浸透 浸透圧差 水(溶媒) 細胞膜を介した水移動
能動輸送 ATP(代謝エネルギー) 溶質 Na⁺-K⁺ポンプ
膜動輸送 膜の変形 大分子・粒子 食作用、開口放出
濾過 圧力差(血圧など) 水・小分子 糸球体濾過

表: 物質移動の様式と駆動力

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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