問題
正常な体液について正しいのはどれか。
- pHは約 7.1である。
- 体液量は体重の約 40%である。
- 細胞内液は細胞外液よりもカリウムイオンが多い。
- 細胞内液は細胞外液よりも浸透圧が低い。
解答: 3(細胞内液は細胞外液よりもカリウムイオンが多い。)
解説
- 誤り。正常な体液のpHは7.35〜7.45(7.40±0.05)であり、約7.1は正常値より大きく低い(アシドーシスの値)。pH 7.35〜7.45。
- 誤り。体液量は体重の約60%である。体液の量は体重の約60%を占める。約40%は細胞内液の体重比である。
- 正しい。細胞内液は細胞外液よりもK⁺が圧倒的に多い。細胞内液では、陽イオンとしてはK⁺が多い。細胞内液のK⁺濃度は約150mEq/Lであるのに対し、細胞外液のK⁺濃度は約4mEq/Lにすぎない。この濃度差はNa⁺-K⁺ ATPase(ナトリウムポンプ)によって維持されている。
- 誤り。細胞内液と細胞外液の浸透圧は、水の移動(浸透)により等しく保たれている。浸透圧は約290mOsm/Lで一定である。
ポイント
- 体液の3大数値: 体重の約60%、pH 7.40±0.05、浸透圧約290mOsm/Lを正確に記憶する
- 覚え方のコツ: 「60(体液量%)、7.4(pH)、290(浸透圧)」を数字3つセットで暗記する
- 関連知識: 体液の約2/3が細胞内液(体重の約40%)、約1/3が細胞外液(体重の約20%)である
- よくある間違い: 体液量の60%と細胞内液の40%を混同する。60%が全体液量、40%は細胞内液の割合である
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