問題
細胞外液中の陽イオンで最も多いのはどれか。
- カリウムイオン
- カルシウムイオン
- ナトリウムイオン
- マグネシウムイオン
解答: 3(ナトリウムイオン)
解説
- 誤り。K⁺は細胞内液の主要陽イオンであり、細胞外液中では少量(約4mEq/L)しか存在しない。
- 誤り。Ca²⁺は細胞外液中に約5mEq/L存在するが、Na⁺と比べて大幅に少ない。
- 正しい。細胞外液中の陽イオンで最も多いのはNa⁺(ナトリウムイオン)で、約140mEq/Lである。細胞外液では陽イオンとしてはNa⁺が約90%を占め。Na⁺は体液の浸透圧維持に重要な役割を果たす。一方、細胞内液では陽イオンとしてK⁺が主要成分を占める。
- 誤り。Mg²⁺は細胞外液中の陽イオンの中で最も少量(約2mEq/L)である。
ポイント
- 「外はNa⁺、内はK⁺」が体液イオン組成の最重要原則である
- 覚え方のコツ: 「外(そと)Na(な)、内(うち)K(け)」→「外はNa、内はK」と対比で覚える
- 関連知識: 細胞外液の陰イオンはCl⁻が大部分、細胞内液の陰イオンはHPO₄²⁻やタンパク質イオンが多い
- よくある間違い: K⁺を細胞外液の主要陽イオンと誤答する。K⁺は細胞内液の主役である
| 体液区分 | 体重比 | 主要陽イオン | 主要陰イオン |
|---|---|---|---|
| 細胞内液 | 約40% | K⁺ | HPO₄²⁻、タンパク質 |
| 細胞外液(間質液) | 約15% | Na⁺ | Cl⁻ |
| 細胞外液(血漿) | 約5% | Na⁺ | Cl⁻、HCO₃⁻ |
表: 体液の区分とイオン組成
『理由で解く 生理学』 Kindle版
本書は、生理学の各テーマを「機序・因果」の観点から再構成し、
知識の断片化を防ぎながら、臨床・学習現場で再利用しやすい理解を目指しています。初学者の学習補助だけでなく、授業設計・復習教材としても活用いただければ幸いです。
Kindle Unlimitedでも使えます。
理由で解く 生理学: 国家試験問題 941問 完全攻略 理由で解く国試過去問






コメント