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グルコースについて正しいのはどれか

問題

グルコースについて正しいのはどれか。

  1. 多糖類である。
  2. 蛋白質の合成に利用される。
  3. グリセロールから合成される。
  4. ミトコンドリアで分解される。

解答: 3(グリセロールから合成される。)

解説

  1. 誤り。グルコースは単糖類(六炭糖、C₆H₁₂O₆)であり、多糖類(デンプン、グリコーゲンなど)ではない。
  1. 誤り。蛋白質の合成に利用されるのはアミノ酸である。グルコースはエネルギー源として利用される。
  1. 正しい。グリセロール(脂質分解産物)は糖新生の経路を経てグルコースに変換される。糖新生とは糖質以外の物質からグルコースを合成する代謝経路であり、主に肝臓で行われる。異化作用でエネルギーを取り出す材料として主に糖質と脂質が使われる。脂質由来のグリセロールからもグルコースが合成可能である。
  1. 誤り。グルコースの分解はまず細胞質での解糖系で始まりピルビン酸となる。ピルビン酸がミトコンドリアに取り込まれて酸化されるのであり、グルコース自体がミトコンドリアで直接分解されるわけではない。

ポイント

  • 糖新生の基質は「糖質以外の物質」=アミノ酸・乳酸・グリセロールなどである。
  • 覚え方のコツ: 「糖”新”生=糖以外から”新”しくグルコースを作る」と字義通りに覚える。グリコーゲン分解は糖新生ではない。
  • 関連知識: 解糖系は細胞質で行われ(酸素不要)、その後ピルビン酸がミトコンドリアのクエン酸回路・電子伝達系で完全酸化される。
  • よくある間違い: 選択肢4の「ミトコンドリアで分解」は部分的に正しく見えるが、グルコースの分解開始は細胞質の解糖系である点がポイントである。
代謝経路 場所 基質 産物
解糖系 細胞質 グルコース ピルビン酸、ATP(2モル)
クエン酸回路 ミトコンドリア アセチルCoA CO₂、ATP(2モル)
電子伝達系 ミトコンドリア NADH、FADH₂ H₂O、ATP(34モル)
糖新生 主に肝臓 アミノ酸、乳酸、グリセロール グルコース

表: グルコース関連の主要代謝経路

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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