問題
ATP生成の材料にならないのはどれか。
- 脂肪酸
- ビタミンE
- ピルビン酸
- グルコ-ス
解答: 2(ビタミンE)
解説
- 誤り。脂肪酸はβ酸化によりアセチルCoAに分解され、TCA回路・電子伝達系を経てATP合成に利用される。
- 正しい。ビタミンEは脂溶性ビタミンであり、抗酸化作用を持つが、エネルギー基質ではない。異化作用によってエネルギーを取り出す材料は「主として糖質と脂質」。ビタミン類は補酵素などとして代謝反応を補助する役割であり、分解されてATPを産生する材料にはならない。
- 誤り。ピルビン酸は解糖系の産物であり、ミトコンドリアでアセチルCoAに変換されてTCA回路に入り、ATP合成に寄与する。
- 誤り。グルコースは解糖系・TCA回路・電子伝達系を経てATPを産生する最も主要なエネルギー基質である。
ポイント
- 異化でエネルギーを取り出す材料は主に糖質と脂質であり、ビタミンはエネルギー基質ではない
- 覚え方のコツ: 「糖・脂がエネルギー源、ビタミンはお助け役(補酵素)」と覚える
- 関連知識: タンパク質もエネルギー源となり得るが、大量に使われるのは飢餓時などの異常な場合のみ。
- よくある間違い: ビタミンB群が補酵素として代謝に関与することから、ビタミン=ATP材料と混同しやすい
『理由で解く 生理学』 Kindle版
本書は、生理学の各テーマを「機序・因果」の観点から再構成し、
知識の断片化を防ぎながら、臨床・学習現場で再利用しやすい理解を目指しています。初学者の学習補助だけでなく、授業設計・復習教材としても活用いただければ幸いです。
Kindle Unlimitedでも使えます。
理由で解く 生理学: 国家試験問題 941問 完全攻略 理由で解く国試過去問






コメント