問題
コレステロールについて正しいのはどれか。
- 単純脂質である。
- 細胞膜に含まれる。
- 膵臓で合成される。
- 皮下脂肪の主成分である。
解答: 2(細胞膜に含まれる。)
解説
- 誤り。コレステロールはステロイド骨格を持つ誘導脂質であり、単純脂質(トリグリセリドなど)ではない。
- 正しい。コレステロールは細胞膜に含まれる。細胞膜はタンパク質と脂質(主にリン脂質)からなり、コレステロールはリン脂質二重層に組み込まれて膜の流動性と安定性を調節する重要な成分である。また、ステロイドホルモンや胆汁酸の原料としても重要である。
- 誤り。コレステロールは主に肝臓で合成される。膵臓は消化酵素やインスリンの分泌を担う臓器である。
- 誤り。皮下脂肪の主成分はトリグリセリド(中性脂肪)であり、コレステロールではない。
ポイント
- コレステロールは細胞膜のリン脂質二重層に含まれ、膜の流動性を調節する誘導脂質である
- 覚え方のコツ: 脂質の分類は「単純→中性脂肪、複合→リン脂質、誘導→コレステロール」と3つセットで記憶する
- 関連知識: 細胞膜の構成=リン脂質二重層+膜タンパク質+コレステロール
- よくある間違い: コレステロールを単純脂質と誤認する。単純脂質の代表はトリグリセリドである
| 脂質の分類 | 代表例 | 特徴 |
|---|---|---|
| 単純脂質 | トリグリセリド(中性脂肪) | エネルギー貯蔵、皮下脂肪の主成分 |
| 複合脂質 | リン脂質 | 細胞膜の主成分(二重層を形成) |
| 誘導脂質 | コレステロール | 膜の流動性調節、ホルモン原料 |
表: 脂質の分類と代表例
『理由で解く 生理学』 Kindle版
本書は、生理学の各テーマを「機序・因果」の観点から再構成し、
知識の断片化を防ぎながら、臨床・学習現場で再利用しやすい理解を目指しています。初学者の学習補助だけでなく、授業設計・復習教材としても活用いただければ幸いです。
Kindle Unlimitedでも使えます。
理由で解く 生理学: 国家試験問題 941問 完全攻略 理由で解く国試過去問






コメント