問題
RNAが多く含まれる細胞小器官はどれか。
- ゴルジ装置
- ミトコンドリア
- リソソーム
- 粗面小胞体
解答: 4(粗面小胞体)
解説
- 誤り。ゴルジ装置はタンパク質の濃縮・分泌に関与する小器官であり、RNAを多く含まない。
- 誤り。ミトコンドリアは独自のDNAとリボソームを持つが、rRNAの含有量は粗面小胞体に比べて少ない。
- 誤り。リソソームは加水分解酵素を含む細胞内消化の小器官であり、RNAを多く含まない。
- 正しい。粗面小胞体にはリボソームが多数付着しており、リボソームの主要構成成分であるリボソームRNA(rRNA)が豊富に含まれる。「表面にリボソームという小顆粒が並ぶ粗面小胞体」「リボソームはrRNAとタンパク質からなる」。リボソームはmRNAの情報を読み取り、tRNAが運ぶアミノ酸を連結して蛋白質を合成する。
ポイント
- 粗面小胞体=リボソームが付着=rRNAが豊富=蛋白質合成の場、という連鎖で覚える。
- 覚え方のコツ: 「粗面」の「粗い」=リボソームの小顆粒がびっしり並んでいる、とイメージする。滑面小胞体にはリボソームがないため「滑らか」である。
- 関連知識: RNAにはmRNA(遺伝情報を運ぶ)、tRNA(アミノ酸を運ぶ)、rRNA(リボソームの構成成分)の3種類がある。
- よくある間違い: ミトコンドリアも独自のリボソームを持つが、rRNAの総量では粗面小胞体が圧倒的に多い。
| 細胞小器官 | 主な機能 | 特徴 |
|---|---|---|
| ミトコンドリア | ATP産生(好気的代謝) | 内外二重膜、クリステ構造 |
| ゴルジ装置 | タンパク質の濃縮・分泌 | 扁平な袋の積み重ね |
| 粗面小胞体 | タンパク質合成 | リボソーム付着(rRNAが豊富) |
| 滑面小胞体 | 脂質合成、Ca²⁺貯蔵など | リボソームなし |
| リソソーム | 不要物質の分解(細胞内消化) | 加水分解酵素を含む |
| 中心体 | 細胞分裂(紡錘体形成) | 1対の円筒状小体 |
表: 主要な細胞小器官の機能一覧
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