問題
酸化的リン酸化によってATPを産生するのはどれか。
- ミトコンドリア
- リボソーム
- ゴルジ装置
- リソソーム
解答: 1(ミトコンドリア)
解説
- 正しい。ミトコンドリアは細胞のさまざまな活動のエネルギー源となるATPを大量に合成・供給する装置である。酸化的リン酸化はミトコンドリア内膜の電子伝達系で行われ、1分子のグルコースあたり34モルのATPが産生される。これはATP産生経路のなかで最も効率が高い過程である。
- 誤り。リボソームはrRNAとタンパク質からなり、mRNAの情報に基づきタンパク質を合成する場である。
- 誤り。ゴルジ装置は小胞体から出るタンパク質を受け取って濃縮・分泌する働きを持つ。
- 誤り。リソソームは加水分解酵素を含み、不要な物質を分解処理する小器官である。
ポイント
- ミトコンドリアは「細胞の発電所」であり、酸化的リン酸化(電子伝達系)によりATPを大量に産生する
- 覚え方のコツ: 「ミトコンドリア=ATP工場」「リボソーム=タンパク質工場」と1対1で覚える
- 関連知識: 電子伝達系で34モル、クエン酸回路で2モル、解糖系で2モルの合計38モルのATPが得られる。
- よくある間違い: ゴルジ装置もタンパク質に関与するが「修飾・輸送」であり「合成」や「ATP産生」ではない
| 細胞小器官 | 主な機能 | 特徴 |
|---|---|---|
| ミトコンドリア | ATP産生(酸化的リン酸化) | 内外二重膜、クリステ構造 |
| リボソーム | タンパク質合成 | rRNAとタンパク質からなる |
| ゴルジ装置 | タンパク質の濃縮・分泌 | 扁平な袋の積み重ね |
| リソソーム | 不要物質の分解 | 加水分解酵素を含む |
| 粗面小胞体 | タンパク質合成の場 | リボソーム付着 |
| 滑面小胞体 | 物質の合成・分解、Ca²⁺貯蔵 | リボソームなし |
| 中心体 | 細胞分裂 | 1対の円筒状小体 |
表: 主要な細胞小器官の機能一覧
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