【一問一答】9.2.2 感覚器系 – 平衡聴覚器 (2) 内耳

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【一問一答】9.2.2 感覚器系 – 平衡聴覚器 (2) 内耳

【内耳】

内耳は (   骨) の内部にある

蝶形骨
篩骨
側頭骨

(解答) 側頭骨
内耳側頭骨の錐体の内部にあります。

内耳を形作る、側頭骨の内部の複雑な形をした中腔の洞を (   迷路) という

骨迷路
膜迷路

(解答) 骨迷路
内耳を形作る、側頭骨の内部の複雑な形をした中腔の洞を骨迷路といいます。


骨迷路をおおう内皮は、リンパ管の内皮の一種と考えられ、単層扁平上皮です。

骨迷路の内部で、骨迷路とほぼ同じ形をしたひとまわり小さい閉鎖された管を (   迷路) という

膜迷路
放射状迷路

(解答) 膜迷路
骨迷路の内部で、骨迷路とほぼ同じ形をしたひとまわり小さい閉鎖された管を膜迷路といいます。


※ 内耳は、骨迷路という大きいチューブの中に、膜迷路という一回り小さいチューブが入っている、二重の閉鎖されたチューブ構造です。(大きな浮輪の中に、一回り小さい浮輪が入っているような構造)
※ 放射状迷路はネズミの実験で使う迷路です。選択肢を用意したくて無理やり入れたものなので、気にしなくてもOK

骨迷路と膜迷路の間は (A.   ) 、膜迷路の内部は (B.   ) で満たされている

A. 血液   B. 内リンパ
A. 内リンパ B. 外リンパ
A. 外リンパ B. 内リンパ

(解答) A. 外リンパ B. 内リンパ
骨迷路と膜迷路の間外リンパ膜迷路の内部内リンパで満たされています。

内耳には空気が入る部位がある (○×)


×

(解答) ×
内耳は、骨迷路と膜迷路から構成され、両迷路間は外リンパ、膜迷路の内部は内リンパで満たされています。つまり内耳全体がリンパで満たされているということで、内耳には空気が入り込む場所はありません

内耳は聴覚や平衡覚など、感じる感覚により (   ・   ・   ) の3部に分けられる

蝸牛・前庭・半規管
鼓膜・鼓室・耳管

(解答) 蝸牛・前庭・半規管
内耳は聴覚や平衡覚など、感じる感覚により蝸牛前庭半規管の3部に分けられます。

【蝸牛】

蝸牛は (   ) を感じる

聴覚
直進方向の加速度と身体の傾き
回転の方向と加速度

(解答) 聴覚
蝸牛聴覚を感じます。

蝸牛軸を取りまくラセン管の断面は3層の膜構造となっている (○×)


×

(解答) ○
蝸牛軸を取りまくラセン管の断面は3層の膜構造となっています。

ラセン管の横断面で、上部の領域を (   ) という

鼓室階
蝸牛管
前庭階

(解答) 前庭階
ラセン管の横断面で、上部の領域を前庭階といいます。


ラセン管を3階建て構造と考えた場合、3階が前庭階です。

ラセン管の横断面で、下部の領域を (   ) という

鼓室階
蝸牛管
前庭階

(解答) 鼓室階
ラセン管の横断面で、下部の領域を鼓室階といいます。


ラセン管を3階建て構造と考えた場合、1階が鼓室階です。

ラセン管の横断面で、中央の領域を (   ) という

鼓室階
蝸牛管
前庭階

(解答) 蝸牛管
ラセン管の横断面で、中央の領域を蝸牛管といいます。


ラセン管を3階建て構造と考えた場合、2階が蝸牛管です。

※ ラセン管と蝸牛管を混同しないようにしてください。
ラセン管=鼓室階+蝸牛管+前庭階

鼓室階と前庭階の内部は (   ) で満たされる

内リンパ
外リンパ

(解答) 外リンパ
鼓室階前庭階外リンパで満たされます。

蝸牛管の内部は (   ) で満たされる

内リンパ
外リンパ

(解答) 内リンパ
蝸牛管の内部は内リンパで満たされます。

鼓膜を震わせた音の振動は3つの耳小骨で増幅され、蝸牛の (   窓) に達する

前庭窓
蝸牛窓

(解答) 前庭窓
鼓膜を震わせた音の振動は3つの耳小骨で増幅され、蝸牛の前庭窓に達します。


※ 乗馬に使うアブミに似たアブミ骨が前庭窓にはまっていて、音の振動を蝸牛に伝えます。

アブミ骨により前庭窓に伝えられた振動は、 (   ) を満たす外リンパの振動となる

鼓室階
蝸牛管
前庭階

(解答) 前庭階
アブミ骨により前庭窓に伝えられた振動は、前庭階を満たす外リンパの振動となります。

前庭階に伝えられた外リンパの振動は、前庭階を上り、蝸牛頂より (   ) を下り、蝸牛窓で消失する

蝸牛管
鼓室階

(解答) 鼓室階
前庭階に伝えられた外リンパの振動は、前庭階を上り、蝸牛頂より鼓室階を下り、蝸牛窓で消失します。


前庭階・鼓室階は外リンパで満たされていて、蝸牛頂で連続しています。一方、蝸牛管は内部が内リンパで満たされる膜迷路です。

鼓室階に伝わった外リンパの振動が (   ) を乗せた蝸牛管の基底膜を振動させる

コルチ器
平衡斑
膨大部稜

(解答) コルチ器
鼓室階に伝わった外リンパの振動がコルチ器 (ラセン器) を乗せた蝸牛管の基底膜を振動させます。

前庭階より鼓室階へと伝わった外リンパの振動が、蝸牛管の内リンパに伝えられ、コルチ器の (   細胞) を刺激することにより音が感受される

有毛細胞
基底細胞

(解答) 有毛細胞
前庭階より鼓室階へと伝わった外リンパの振動が、蝸牛管の内リンパに伝えられ、コルチ器有毛細胞を刺激することにより音が感受されます。


聴覚も加速度・平衡感覚も有毛細胞が感じます。内耳の理解は有毛細胞がどこにあるかを覚えることがポイントです。蝸牛ではコルチ器の有毛細胞が音を感知します。

【前庭】

前庭は (   ) を感じる

聴覚
直進方向の加速度と身体の傾き
回転の方向と加速度

(解答) 直進方向の加速度と身体の傾き
前庭直進方向の加速度身体の傾きを感じます。

前庭には膜迷路に属する (   と   ) という2つのふくらみがある

球形嚢と卵形嚢
ラトケ嚢とボーマン嚢

(解答) 球形嚢と卵形嚢
前庭には膜迷路に属する球形嚢卵形嚢という2つのふくらみがあります。

水平方向の加速度と身体の傾きは (A.   ) で、垂直方向の加速度は (B.   ) で感知される

A. 球形嚢 B. 卵形嚢
A. 卵形嚢 B. 球形嚢

(解答) A. 卵形嚢 B. 球形嚢
水平方向の加速度と身体の傾き卵形嚢で、垂直方向の加速度球形嚢で感知されます。

前庭 (球形嚢・卵形嚢) の内部にある (   ) が直進方向の加速度と身体の傾きを感じる

コルチ器
平衡斑
膨大部稜

(解答) 平衡斑
前庭 (球形嚢・卵形嚢) の内部にある平衡斑が直進方向の加速度と身体の傾きを感じます。

平衡斑には (   細胞) があり、その表面をゼリー状の平衡砂膜が覆い、さらに上に炭酸カルシウムの結晶である平衡砂がのっかっている

基底細胞
有毛細胞

(解答) 有毛細胞
平衡斑には有毛細胞があり、その表面をゼリー状の平衡砂膜が覆い、さらに上に炭酸カルシウムの結晶である平衡砂がのっかっています。


有毛細胞にかぶせられている平衡砂膜と平衡砂は「おもし」の役割をはたします。急に動いたり、身体が傾いたりすると「おもし」がズレます。そのズレを有毛細胞が感知することにより、加速度や身体の傾きとして感じられます。

【半規管】

半規管は (   ) を感じる

聴覚
直進方向の加速度と身体の傾き
回転の方向と加速度

(解答) 回転の方向と加速度
半規管回転の方向と加速度を感じます。

半規管は (  つ) ある

2つ
3つ
4つ

(解答) 3つ
半規管3つあります。頭部の回転運動の場合は、X軸、Y軸、Z軸と3方向の回転軸があるので、半規管も互いに直交する面上に弧を描く3本の半円周形の管よりなります。3つ合わせて三半規管と呼ばれます。

半規管の (   ) に有毛細胞が存在する

コルチ器
平衡斑
膨大部稜

(解答) 膨大部稜
半規管膨大部稜有毛細胞が存在します。


頭部が回転したときに、半期館内の内リンパは慣性の法則により、その場にとどまろうとしますが、頭部とともに半規管は動くので、結果として内リンパは頭の回転と逆方向に移動します。これを有毛細胞が回転の感覚として感知します。

前庭と半規管を合わせて (   ) という

前庭器
ラセン器

(解答) 前庭器
前庭半規管を合わせて前庭器といいます。


前庭=球形嚢+卵形嚢
前庭器=前庭+半規管

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    身体は物ではありません。強く押せばいいのではありませんし、何処を押せばいいというわけでもありません。細胞や組織との対話に近い物であると私は考えています。常に勉強はかかさず、そして実際にクライアントさまに施術を行なう際には、直感を大切に。マインドフルに指圧をさせていただいております。

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