【一問一答】8.3.3.5 神経系 – 上行性伝導路 (5) 聴覚伝導路、平衡覚伝導路

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【一問一答】8.3.3.5 神経系 – 上行性伝導路 (5) 聴覚伝導路、平衡覚伝導路

【聴覚伝導路】

音刺激は蝸牛管の (   ) で受容される

膨大部稜
コルチ器
平衡斑

(解答) コルチ器
音刺激は蝸牛管のコルチ器 (ラセン器)で受容されます。

聴覚を伝える蝸牛神経には (   神経節) が付属する

膝神経節
ラセン神経節
半月神経節

(解答) ラセン神経節
聴覚を伝える蝸牛神経にはラセン神経節が付属します。


蝸牛とは「かたつむり」のこと。かたつむりの渦巻きに沿うように小さな神経節が並んでいるので「ラセン神経節」

蝸牛神経は脳幹の蝸牛神経核に終わり、ニューロンを乗り換えた後、交叉し反対側の (   毛帯) を上行する

内側毛帯
外側毛帯

(解答) 外側毛帯
蝸牛神経は脳幹の蝸牛神経核に終わり、ニューロンを乗り換えた後、交叉し反対側の外側毛帯を上行します。


聴覚路にはいくつかの副側路があり、蝸牛神経核から直接反対側の外側毛帯に入力する線維の他、台形体核、上オリーブ核を経由し反対側の外側毛帯に入る経路などがあります。また、左右交叉する部位が複数あるのが聴覚伝導路の特徴で、一次聴覚野に入力する情報は反対側の耳からの聴覚情報が主ですが、同側の耳からの情報も入力します。
よって、まずは重要な部位を確実に抑えましょう。
コルチ器 → ラセン神経節 → 蝸牛神経核 →→ 外側毛帯 → 下丘 → 内側膝状体 → 聴放線 → 一次聴覚野

聴覚情報は外側毛帯より中脳の (   ) に達する

上丘
下丘
赤核

(解答) 下丘
聴覚情報は外側毛帯より中脳の下丘に達します。

中脳下丘を出た聴覚情報は下丘腕より視床の (   ) に達する

外側膝状体
内側膝状体
後外側腹側核

(解答) 内側膝状体
中脳下丘からの聴覚情報は下丘腕より視床の内側膝状体に達します。

視床の内側膝状体を出た聴覚情報は聴放線をつくって大脳の (   葉) にある一次聴覚野に入る

前頭葉
頭頂葉
側頭葉
後頭葉

(解答) 側頭葉
視床の内側膝状体を出た聴覚情報は聴放線をつくって大脳の側頭葉にある一次聴覚野に入る

【平衡覚の伝導路】

平衡斑や膨大部稜からの平衡感覚の情報は脳幹の (   核) に伝えられる

蝸牛神経核
前庭神経核

(解答) 前庭神経核
平衡斑や膨大部稜からの平衡感覚 (前庭感覚) の情報は脳幹の前庭神経核に伝えられます。


平衡斑:直進方向の加速度、身体の傾き
膨大部稜:頭部の回転運動の方向と加速度

前庭神経核から脊髄への出力は (   ) に関与している

姿勢反射
前庭動眼反射
伸張反射

(解答) 姿勢反射
前庭神経核から脊髄への出力は姿勢反射に関与しています。ふいに外力によって姿勢が崩されたり、床面が傾いたりしても、視覚、平衡覚(前庭感覚)、深部感覚情報に基づいて、姿勢を維持する反応が脳幹を反射中枢とした反射で行われます。

前庭神経核から外眼筋を支配する神経核群への出力は (   ) に関与している

姿勢反射
前庭動眼反射
伸張反射

(解答) 前庭動眼反射
前庭神経核から外眼筋を支配する神経核群 (動眼滑車外転神経核) への出力は前庭動眼反射に関与しています。前庭動眼反射で頭部の動きを打ち消す方向に外眼筋の運動ニューロンが反応することにより、頭が動き続いていても、注視を続けることができます。

(前庭動眼反射が機能しなければ、世界は手ブレがひどいビデオ映像のような世界になってしまうでしょう)

前庭神経核から小脳への出力は (   ) に関与している

運動の調節
情動の調節

(解答) 運動の調節
前庭神経核から小脳への出力は運動の調節に関与しています。小脳は大脳皮質から橋を経由する運動情報と、脊髄からの深部感覚情報、前庭神経核からの前庭感覚の情報が集まり、運動の調節が行われます。

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    つむぐ指圧治療室・相模大野|自律神経を整える腹部指圧(按腹)

    かずひろ先生は、神奈川県相模原市で「つむぐ指圧治療室」を開業しております。

    ご存知でしょうか。指圧は肩こりや腰痛だけではなくて、実は自律神経の調節がとても得意なんです。その秘訣は「腹部指圧」です。江戸時代では「按腹」とも呼ばれていました。お腹には消化器系や泌尿器系といった臓器があるのはもちろんですが、内臓器の働きを調節する自律神経が張り巡らされています。

    自律神経という場合には、一般的に「交感神経」と「副交感神経」が有名です。交感神経は心身を緊張状態として闘争や逃走に適した状態とする役割があり、副交感神経は心身をリラックスさせ消化吸収を促し治癒力をたかめてエネルギーを蓄えるように働きます。

    これらは臓器の機能を調節する「遠心性」の自律神経ですが、これ以外に「求心性」の自律神経があります。これを内臓求心性神経といい、実は遠心性線維より遥かに多い数があることが知られています。内臓からの求心性神経は常に脳や脊髄に内臓の情報を伝えています。文字通りこころと身体は繋がっています。内臓の調子が悪ければ、イマイチやる気も起きないのは、無理をしないようにという内臓求心性神経からのメッセージかもしれません。

    当室の腹部指圧(按腹)では、母指や四指、手掌をもちいてお腹全体をやわらかくし、組織液の循環をよくして内臓の細胞達ひとつひとつの活性化を心に想い、誠心誠意お腹を施術させていただきます。

    「腹を割って話をする」「腹を決める」などという諺があるように、お腹は私たちの身体の根本ともなるところです。だからこそ、内臓器に対する深い理解とともに、誠心誠意お腹の臓器たちに敬意を払い腹部指圧をさせていただいております。

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