【一問一答】6.3 生殖器系 – 受精と発生

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ポイントだけを暗記するのではなく、教科書を理解するための副教材の決定版。理解をすることで記憶は強固になり、忘れなくなります。 そして解剖学の理解は臨床力への豊かな土壌となります。解剖を得意科目にして将来に役立てたい。そんな方におすすめです。

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【一問一答】6.3 生殖器系 – 受精と発生

【受精・着床】

受精の場は (   ) である

子宮腔
卵管峡部
卵管膨大部

(解答) 卵管膨大部
通常、受精は卵管膨大部で行われます。

受精卵は卵管を運ばれる途中で分裂を繰り返すが、 (   ) に包まれているので全体の大きさは変わらない

卵胞膜
放線冠
透明帯

(解答) 透明帯
受精卵は透明帯に包まれた状態で卵割を繰り返し、桑実胚より胚盤胞となって子宮に到達します。透明帯は受精卵が卵管内など着床に不向きな場所で着床しないための仕組みです。

受精後 (  〜 日) で透明帯が消失し、胞胚が子宮内膜に着床する

1〜2日
5〜7日
12〜14日

(解答) 5〜7日
受精後4日で桑実胚となり、5日で胚盤胞となり子宮に到達します。5〜7日で透明帯が消失し、胞胚が子宮内膜に付着すると、栄養膜は子宮内膜を溶解して胞胚が子宮内膜の中に入り込みます。この現象を着床といい、妊娠の始まりです。

胚盤胞の外側を囲む栄養膜は子宮内膜に絨毛という突起をだし、子宮壁から栄養の吸収に役立つ (   膜) となる

脱落膜
絨毛膜
羊膜

(解答) 絨毛膜
胚盤胞の外側を囲む栄養膜は子宮内膜に絨毛という突起をだし、子宮壁から栄養の吸収に役立つ絨毛膜となります。

脱落膜 母体側。妊娠のため特異な変化を起こした子宮の粘膜。胎児の出産後に後産として脱落するからこの名前がついた。
絨毛膜 胎児側の胎盤の主要部分をなす。胎児と母体の間の物質交換をにない、また性腺刺激ホルモン(HCG:ヒト絨毛性ゴナドトロピン) を分泌する。
羊膜 子宮内で胎児を被包する胎膜(3層)の最内層をなす。薄い透明のやや強靱で血管のない膜で、その内方は羊水の充満した羊膜腔である。
絨毛膜からは (   ) が分泌され、黄体機能を維持させる

性腺刺激ホルモン
プロラクチン

(解答) 性腺刺激ホルモン
絨毛膜からは性腺刺激ホルモン(hCG:ヒト絨毛性ゴナドトロピン) が分泌され、黄体機能を維持させます。妊娠検査薬はhCGを測定することで妊娠を判定します。

【各胚葉から分化する器官】

表皮は (  胚葉) から分化する

外胚葉
内胚葉
中胚葉

(解答) 外胚葉
表皮外胚葉から分化します。よって表皮が変形したものである毛や爪、汗腺や脂腺などの皮膚腺も外胚葉由来です。


【外胚葉ゴロ】
わが輩は皮膚感覚が神経質である
(外胚葉)(皮膚・感覚器・神経系)

神経系は (  胚葉) から分化する

外胚葉
内胚葉
中胚葉

(解答) 外胚葉
神経系外胚葉から分化します。
中枢神経:脳(大脳・小脳・間脳・中脳・橋・延髄)、脊髄
末梢神経:脳神経、脊髄神経
すべて外胚葉から分化します。

感覚器は (  胚葉) から分化する

外胚葉
内胚葉
中胚葉

(解答) 外胚葉
感覚器(視覚器・平衡聴覚器・味覚器・嗅覚器)は外胚葉から分化します。


【外胚葉ゴロ】
わが輩は皮膚感覚が神経質である
(外胚葉)(皮膚・感覚器・神経系)

網膜は (  胚葉) から分化する

外胚葉
内胚葉
中胚葉

(解答) 外胚葉
網膜は眼球内で視覚を感じる部分なので、感覚器に属します。よって皮膚・感覚器系・神経系は外胚葉。
このように、実際の問題では「器官系」ではなく、「器官」で問われます。どの器官系に属するかより胚葉の由来を考えれば覚える量を少なくすることができます。

涙腺は (  胚葉) から分化する

外胚葉
内胚葉
中胚葉

(解答) 外胚葉
涙腺は視覚器の付属腺ですが、この場合は「感覚器系」ではなく、表皮外胚葉に由来する分泌腺として考えます。

消化器は (  胚葉) から分化する

外胚葉
内胚葉
中胚葉

(解答) 内胚葉
消化器 (胃・腸・肝臓・膵臓) は内胚葉から分化します。


【内胚葉ゴロ】
証拠は尿路には無いよう
(消化器・呼吸器・尿路)(内胚葉)

呼吸器は (  胚葉) から分化する

外胚葉
内胚葉
中胚葉

(解答) 内胚葉
呼吸器 (喉頭・気管・気管支・肺) は内胚葉から分化します。
(消化器・呼吸器・尿路)(内胚葉)

尿路(膀胱・尿道)は (  胚葉) から分化する

外胚葉
内胚葉
中胚葉

(解答) 内胚葉
尿路膀胱尿道)は内胚葉から分化します。
※ 尿管は中胚葉である点に注意が必要です。

骨格系 (骨・軟骨・結合組織) は (  胚葉) から分化する

外胚葉
内胚葉
中胚葉

(解答) 中胚葉
骨格系 (骨・軟骨・結合組織) は中胚葉から分化します。


【中胚葉ゴロ】
骨肉血みどろの人生に酎ハイで乾杯
(骨…骨格系、肉…筋系、血みどろ…循環系、人生…腎と生殖器)酎ハイ…中胚葉
※ 乾杯には特に意味はありません。

筋肉は (  胚葉) から分化する

外胚葉
内胚葉
中胚葉

(解答) 中胚葉
筋肉 (横紋筋、平滑筋)は中胚葉から分化します。

循環器系は (  胚葉) から分化する

外胚葉
内胚葉
中胚葉

(解答) 中胚葉
循環器系(心臓・血管・リンパ管・血液)は中胚葉から分化します。

泌尿生殖系は (  胚葉) から分化する

外胚葉
内胚葉
中胚葉

(解答) 中胚葉
泌尿生殖系(腎臓・尿管・精巣・子宮・卵巣) は中胚葉から分化します。

【胎盤】

胎盤では母体と胎児の血液が混じりあい物質交換が行われる


×

(解答) ×
胎盤では母体と胎児の血液が混じりあうことなく、酸素や二酸化炭素、栄養素や老廃物の交換が行われます。

絨毛の中には (   ) の毛細血管が走っている

母体
胎児

(解答) 胎児
絨毛の中には胎児の毛細血管が走っています。

絨毛間腔は (   ) の血液で満たされている

母体
胎児

(解答) 母体
絨毛間腔母体の血液で満たされています。ここに浮き草のように絨毛が浸され、絨毛間腔を満たす母体の血液と絨毛内の胎児の毛細血管との間で物質交換が行われます。この際に、母体と胎児の血液が混じりあうことはありません。

絨毛間腔の底をつくる子宮内膜の部分はスポンジ状に厚くなり (   ) と呼ばれる

羊膜
絨毛膜
脱落膜

(解答) 脱落膜
絨毛間腔の底をつくる子宮内膜の部分はスポンジ状に厚くなり脱落膜と呼ばれます。分娩のときは脱落膜の層の下に隙間ができ、それが広がって胎盤が脱落します。

羊膜・絨毛膜・脱落膜の3層は卵膜を構成する。そのうち羊膜は卵膜の (最  層)に存在する

最内層
最外層

(解答) 最内層
胎児が発育するためには胎盤の他に、卵膜、羊水、臍帯が必要です。このうち卵膜は最内層より羊膜絨毛膜脱落膜の3層からなります。羊膜は羊水を分泌する膜で、胎児と羊水を包みます。分娩時に羊膜が破れて羊水が漏れでることが破水です。

典拠:人体の正常機能と構造(わかりやすくておすすめ)

臍帯の中には1対(2本)の (A.   )と1本の (B.   ) が通る

A. 臍静脈 B. 臍動脈
A. 臍動脈 B. 臍静脈

(解答) A. 臍動脈 B. 臍静脈
臍帯は胎盤と胎児を連絡するヒモ状の構造で、表面は羊膜でおおわれ、中を2本の臍動脈1本の臍静脈が通ります。

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    つむぐ指圧治療室・相模大野|自律神経を整える腹部指圧(按腹)

    かずひろ先生は、神奈川県相模原市で「つむぐ指圧治療室」を開業しております。

    ご存知でしょうか。指圧は肩こりや腰痛だけではなくて、実は自律神経の調節がとても得意なんです。その秘訣は「腹部指圧」です。江戸時代では「按腹」とも呼ばれていました。お腹には消化器系や泌尿器系といった臓器があるのはもちろんですが、内臓器の働きを調節する自律神経が張り巡らされています。

    自律神経という場合には、一般的に「交感神経」と「副交感神経」が有名です。交感神経は心身を緊張状態として闘争や逃走に適した状態とする役割があり、副交感神経は心身をリラックスさせ消化吸収を促し治癒力をたかめてエネルギーを蓄えるように働きます。

    これらは臓器の機能を調節する「遠心性」の自律神経ですが、これ以外に「求心性」の自律神経があります。これを内臓求心性神経といい、実は遠心性線維より遥かに多い数があることが知られています。内臓からの求心性神経は常に脳や脊髄に内臓の情報を伝えています。文字通りこころと身体は繋がっています。内臓の調子が悪ければ、イマイチやる気も起きないのは、無理をしないようにという内臓求心性神経からのメッセージかもしれません。

    当室の腹部指圧(按腹)では、母指や四指、手掌をもちいてお腹全体をやわらかくし、組織液の循環をよくして内臓の細胞達ひとつひとつの活性化を心に想い、誠心誠意お腹を施術させていただきます。

    「腹を割って話をする」「腹を決める」などという諺があるように、お腹は私たちの身体の根本ともなるところです。だからこそ、内臓器に対する深い理解とともに、誠心誠意お腹の臓器たちに敬意を払い腹部指圧をさせていただいております。

    つむぐ指圧治療室HPへ

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    google mapのレビューも4.8/5 と好評価を頂いております。 解剖学講師は情熱的に、そして指圧師では誠心誠意をモットーとしています。ご来店お待ち申し上げております。

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