問題演習
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【一問一答】2.3.1 循環器系 – 動脈系 (1) 肺循環、上行大動脈〜胸大動脈
【肺循環の動脈系】
肺動脈は肺の ( 血管) である
栄養血管
機能血管
(解答) 機能血管
肺動脈は肺の機能血管です。1本の肺動脈幹として右心室から起こり、大動脈弓のすぐ下でT字型に分かれて左右1対の肺動脈になります。
( 肺動脈) は大動脈弓をくぐって肺門に達する
右肺動脈
左肺動脈
(解答) 右肺動脈
右肺動脈は大動脈弓をくぐって右肺の入口(肺門)に達します。
肺動脈幹と大動脈弓との間には ( ) というヒモがある
腱索
軸索
動脈管索
(解答) 動脈管索
肺動脈幹と大動脈弓との間には動脈管索という結合組織性のヒモがあります。これは胎児循環の際に開通していた動脈管 (ボタロー管) が閉鎖した名残です。
【体循環の動脈系 – 上行大動脈の枝】
上行大動脈の基部からは左右の ( 動脈) がでる
上横隔動脈
冠状動脈
内胸動脈
(解答) 冠状動脈
上行大動脈の基部からは左右の冠状動脈が出て、心臓を養います。
【大動脈弓の枝】
大動脈弓からは ( ・ ・ )が順番にでる
腕頭動脈・左鎖骨下動脈・左総頸動脈
右総頸動脈・腕頭動脈・左総頸動脈
腕頭動脈・左総頸動脈・左鎖骨下動脈
(解答) 腕頭動脈・左総頸動脈・左鎖骨下動脈
大動脈弓からは、胸郭上口を出て上肢と頭頭部へ向かう太い血管、すなわち腕頭動脈・左総頸動脈・左鎖骨下動脈が順番に出ます。
腕頭動脈からは、 ( ・ ) が分枝する
右鎖骨下動脈・右総頸動脈
左鎖骨下動脈・左総頸動脈
(解答) 右鎖骨下動脈・右総頸動脈
大動脈弓の第1枝である腕頭動脈からは、右鎖骨下動脈と右総頸動脈が分枝します。
鎖骨下動脈から ( ・ ・ ・ ) の枝がでる
椎骨動脈・内胸動脈・甲状頸動脈・肋頸動脈
肩甲上動脈・頸横動脈・上行頸動脈・下甲状腺動脈
(解答) 椎骨動脈・内胸動脈・甲状頸動脈・肋頸動脈
鎖骨下動脈からの直接の枝として椎骨動脈・内胸動脈・甲状頸動脈・肋頸動脈の4つがでます。(ツナコロッケ)
総頸動脈は ( 上縁) の高さで内頸動脈と外頸動脈に分かれる
甲状軟骨
輪状軟骨
舌骨
(解答) 甲状軟骨
総頸動脈は、甲状軟骨上縁の高さで内頸動脈と外頸動脈に分かれます。内頸動脈は頸部では一切枝をださずに頚動脈孔より頭蓋内にはいり、脳を栄養します。外頸動脈は頸部で沢山の枝をだし、頸部と顔面部を栄養します。
【胸大動脈の枝】
胸大動脈の壁側枝として左右の ( ) が肋骨の下縁にそって走る
前肋間枝
肋間動脈
(解答) 肋間動脈
胸大動脈の壁側枝として左右の肋間動脈が大動脈の両側から対をなして分枝し、各肋間で肋骨の下縁に沿って走ります。
前肋間枝は内胸動脈の枝です。
胸大動脈の壁側枝として左右の ( ) が横隔膜に分布する
上横隔動脈
下横隔動脈
(解答) 上横隔動脈
横隔膜を貫通する直前の胸大動脈からは、横隔膜を養う壁側枝として上横隔動脈が左右に対をなして出て、横隔膜上面に分布します。
胸大動脈の臓側枝は対をなす
○
×
(解答) ×
胸大動脈の臓側枝は大動脈の前方より出て、対をなしません。
肋間動脈や上横隔動脈などの壁側枝が対をなします。
食道動脈は胸大動脈の壁側枝である
○
×
(解答) ×
食道動脈は胸大動脈の臓側枝です。(対をなしません)
気管支動脈は胸大動脈の臓側枝で、肺の ( 血管) である
機能血管
栄養血管
(解答) 栄養血管
気管支動脈は胸大動脈の臓側枝で、肺の栄養血管です。
次の問題
- 【一問一答】2. 循環器系
- 2.1.1 循環器系 – 循環の概要:体循環と肺循環
- 2.1.2 循環器系 – 血管の構造
- 2.2.1 循環器系 – 心臓の位置・心膜・心臓の壁
- 2.2.2 循環器系 – 心房と心室・弁膜
- 2.2.3 循環器系 – 刺激伝導系・心臓の血管
- 2.3.1 循環器系 – 動脈系 (1) 肺循環、上行大動脈〜胸大動脈
- 2.3.2 循環器系 – 動脈系 (2) 腹大動脈〜総腸骨動脈・内腸骨動脈
- 2.4.1 循環器系 – 静脈系 (1) 肺循環の静脈系、上大静脈に注ぐ枝
- 2.4.2 循環器系 – 静脈系 (2) 下大静脈、門脈系、骨盤内臓の静脈
- 2.5 循環器系 – 胎児循環
- 2.6.1 循環器系 – リンパ系の全体像、リンパ管の走行
- 2.6.2 循環器系 – リンパ系の器官
- 2.7 循環器系 – 上肢の脈管
- 2.8 循環器系 – 下肢の脈管
- 2.9.1 循環器系 – 頭頸部の脈管 (1) 動脈
- 2.9.2 循環器系 – 頭頸部の脈管 (2) 静脈・リンパ
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