子宮について正しいのはどれか (2017年 あマ指 問題22)

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ポイントだけを暗記するのではなく、教科書を理解するための副教材の決定版。理解をすることで記憶は強固になり、忘れなくなります。 そして解剖学の理解は臨床力への豊かな土壌となります。解剖を得意科目にして将来に役立てたい。そんな方におすすめです。

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子宮について正しいのはどれか (2017年 あマ指 問題22)

1 × 子宮底部は膣につながる。
子宮頚部は膣につながる。
子宮体部の上部左右には卵管が開く。子宮の下1/3は細く円筒状で子宮頸部という。子宮休部から頭部へ移行する少しくびれた部分を子宮峡部という。子宮頸部の下端は膣の中に突出していて子宮膣部という。子宮腔は三角形でかなり狭く、上部は卵管に通じ、下部は峡部をへて子宮頸管に通じ外子宮口に開く。(p.102 子宮)

2 ○ 子宮広間膜に包まれる。
子宮および卵管を上方よりすっぽりとおおった腹膜は、晴れ着の袖のように子宮の両側に垂れ下がり、前後の腹膜が合わさって子宮広間膜をつくる。(p.102 子宮広間膜)

3 × 子宮動脈は外腸骨動脈の枝である。
子宮動脈は内腸骨動脈の枝である。

4 × 子宮円索によって骨盤壁に固定される
子宮は子宮円索によって前傾位に固定されているが、骨盤壁に固定されているのではない。


子宮(p.102 子宮)

子宮は骨盤の中央に位置し、前方は膀胱に、後方は直腸に接する。大きさは鶏卵大で前後に扁平なナスビ形(長さ7cm、幅4cm、厚さ3cm)をしている。子宮の上2/3は幅広くなって子宮体部といい、その上縁は丸くなり子宮底部という。子宮体部の上部左右には卵管が開く。子宮の下1/3は細く円筒状で子宮頸部という。子宮休部から頭部へ移行する少しくびれた部分を子宮峡部という。子宮頸部の下端は膣の中に突出していて子宮膣部という。子宮腔は三角形でかなり狭く、上部は卵管に通じ、下部は峡部をへて子宮頸管に通じ外子宮口に開く。

子宮広間膜(p.102 子宮広間膜)

子宮および卵管を上方よりすっぽりとおおった腹膜は、晴れ着の袖のように子宮の両側に垂れ下がり、前後の腹膜が合わさって子宮広間膜をつくる。その中には固有卵巣索子宮円索が含まれる。子宮は一般に前傾・前屈の位置を取る。すなわち、子宮は全体として前方に傾き(前傾)、子宮体は子宮頸に対して軽く前方に屈曲している(前屈)。子宮円索は、子宮の左右両側の上隅から起こり、骨盤側壁を前方に走り、鼠径管を通って、腹腔の外に出て大陰唇の皮下に至る。子宮は子宮円索によって前方に引っぱられ、前傾の位置に固定されている。

子宮壁の構造(p.102 子宮壁の構造)

子宮壁は厚さ約1. 5cmで、子宮内膜(粘膜)・子宮筋層・子宮外膜(漿膜)の3層からできている。子宮内膜は単層円柱上皮におおわれる。この単層円柱上皮が管状に固有層の中に深く落ち込み、子宮腺(管状腺)が形成される。子宮腺と子宮腺の間を表層に向かって、ラセン状に強く曲がりくねったラセン動脈が上行する。子宮内膜には表層の機能層と深層の基底層が区別される。前者は月経の際にラセン動脈の収縮により貧血におちいり剥離するが、基底層は残り、月経終了後に基底層から粘膜が再生する。子宮筋層は子宮壁で最も厚い層で錯綜する平滑筋よりなる。子宮外膜は、子宮底と子宮体の前・後面のみが漿膜に包まれ、他は周囲の結合組織に移行する。

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