動脈で小坐骨孔を通るのはどれか (2012年 あマ指 問題26)

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動脈で小坐骨孔を通るのはどれか (2012年 あマ指 問題26)

1 × 上殿動脈:大坐骨孔 (梨状筋上孔) を通る
上殿動脈は最大の枝で大坐骨孔 (梨状筋上孔) を通り、骨盤外に出て、殿部の筋 (中殿筋、小殿筋など) ・皮膚に分布する。(p.47 総腸骨動脈・内腸骨動脈とその枝)
【解剖学講義 p.468 内腸骨動脈 壁側枝 – 上殿動脈】

2 × 下殿動脈:大坐骨孔 (梨状筋下孔) を通る
下殿動脈は大坐骨孔 (梨状筋上孔) を通り、骨盤外に出て、殿部の筋 (大殿筋) ・皮膚に分布する。(p.47 総腸骨動脈・内腸骨動脈とその枝)【解剖学講義 p.468 内腸骨動脈 壁側枝 – 下殿動脈】

3 ○ 内陰部動脈:大坐骨孔 (梨状筋下孔) より骨盤外に出て、小坐骨孔より再び骨盤腔内に入り骨盤底に向かう。(p.47 総腸骨動脈・内腸骨動脈とその枝)
内陰部動脈は内腸骨動脈の終枝である。大坐骨孔 (梨状筋上孔) を通って骨盤外に出るが、仙棘靭帯をまわって小坐骨孔から再び骨盤内に入る。坐骨の内面に沿って陰部神経とともに陰部神経管内を前進し、直腸下部・肛門・会陰・外生殖器に分布する下直腸動脈、会陰動脈、尿道球動脈(男性)、膣前庭球動脈(女性)、尿道動脈、陰茎深動脈(男性)、陰核深動脈(女性)、陰茎背動脈(男性)、陰核背動脈(女性)を出す。【解剖学講義 p.468 内腸骨動脈 壁側枝 – 内陰部動脈】

4 × 閉鎖動脈:閉鎖孔を通る
閉鎖動脈は、閉鎖神経とともに骨盤内の側壁を走り、閉鎖孔(閉鎖管)を通って大腿内側に至る。直ちに寛骨臼切痕に向かって、大腿骨頭靱帯に沿う大腿骨頭の動脈を出すほか、内転筋群に分布する筋枝を出す。(p.47 総腸骨動脈・内腸骨動脈とその枝)


大坐骨孔

 大坐骨切痕と仙結節靭帯・仙棘靭帯によって縁取られた大坐骨孔は、貫通する梨状筋によってほとんどふさがれてしまう。ただし、梨状筋の上縁と下縁ではわずかに隙間があり、それぞれ梨状筋上孔と梨状筋下孔という。仙骨神経叢から起こる神経や内腸骨動静脈の枝が寛骨後面・大腿後面・骨盤底に向かう際の通路となる。
 梨状筋上孔を通るのは上殿神経および上殿動静脈である。梨状筋下孔を通るのは下殿神経・坐骨神経・後大腿皮神経・陰部神経および下殿動静脈・内陰部動静脈である。(p.285 大坐骨孔)

小坐骨孔

 小坐骨切痕と仙結節靭帯・仙棘靭帯によって囲まれた狭い隙間を小坐骨孔という。小坐骨孔は骨盤後面から骨盤底への連絡通路で、坐骨結節の内側面にある陰部神経管に続く。梨状筋下孔を出た陰部神経と内陰部動静脈は骨盤底に向かう際に小坐骨孔を通る。このほか内閉鎖筋の停止腱もこの孔を通って大転子に向かう。(p.286 小坐骨孔)

  • 大坐骨孔
    • 梨状筋上孔
      上殿神経、上殿動脈・静脈
    • 梨状筋下孔
      下殿神経、坐骨神経、後大腿皮神経、陰部神経、下殿動脈・静脈、内陰部動脈・静脈
  • 小坐骨孔
    大坐骨孔より出た陰部神経、内陰部動脈・静脈が再び小坐骨孔より入り骨盤底へと向かう。

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