交連線維はどれか (2017年 あマ指 問題24)

note 解剖学マガジン

ポイントだけを暗記するのではなく、教科書を理解するための副教材の決定版。理解をすることで記憶は強固になり、忘れなくなります。 そして解剖学の理解は臨床力への豊かな土壌となります。解剖を得意科目にして将来に役立てたい。そんな方におすすめです。

かずひろ先生の解剖学マガジンのポイント
1 とにかく図が豊富
2 解説、一問一答、国試過去問で効率良く学べる
3 ポイントは表形式でまとめられ、覚えるポイントが明確
4 オンライン講座と連動。アーカイブ動画で何度でも学習できる

解剖学マガジン|note

 

あなたの結果を表示するためにクイズを共有 !


あなたの結果を表示するためにあなたについて教えて下さい!

交連線維はどれか (2017年 あマ指 問題24) I got %%score%% of %%total%% right

交連線維はどれか (2017年 あマ指 問題24)

1 × 大脳脚:投射線維(の続き)
中脳の腹側にみられる膨らみ。大脳皮質から脊髄に下行する錐体路をはじめとする伝導路の束よりなる。(p.121 中脳)

2 × 内包:投射線維
内包は大脳新皮質へ入出力する神経線維のほとんどが通過するメインルートである。内包は大脳皮質と下位 (皮質下構造物) を連絡する投射線維に分類される。

3 × 脳弓:連合線維
パペッツ回路(海馬 → 脳弓 → 乳頭体 → 視床前核 → 帯状回 → 嗅内野 → 海馬) という大脳辺縁系を構成する閉鎖回路の一部をなす連合線維。1937年米国のパペッツはこの回路が働くことにより情動が起こると考え「パペッツの情動回路」と呼ばれるようになった。現在この回路は情動ではなく記憶に重要な回路であることが知られている。

4 ○ 脳梁:交連線維
大脳の正中部にはには左右の大脳半球をつなぐ交連線維が集まって脳梁と呼ばれる板状の構造を作っている。


大脳の白質を構成する3種類の神経線維(p.127~128 大脳の白質)
  • 投射線維
    大脳皮質と脳内の下位(大脳基底核・脳幹・小脳)や脊髄を連絡する線維。内包と「放線」と名前がつくもの。

    • 内包 :レンズ核と尾状核・視床の間を通過する線維束。大脳に出入りする神経線維の大部分が内包を通る。
    • 放線冠 :内包を中心として大脳皮質の方向に扇のように線維が広がっている場所。
    • 視放線 :外側膝状体から1次視覚野に向かう視覚路の神経線維束。
    • 聴放線 :内側膝状体から1次聴覚野に向かう聴覚路の神経線維束。
  • 交連線維
    左右の大脳半球を連絡する。脳梁が重要。※ 梁(はり)とは建物の水平短径方向に架けられ、床や屋根などの荷重を柱に伝える材のこと。解剖用語は漢字で分解し、漢字一文字のもつ意味をイメージすると覚えやすくなる。

    • 脳梁 (corpus callosum):大脳縦裂の底部で、左右の大脳半球を結ぶ横走線維束。
    • 前交連 (anterior commissure):第三脳室の前壁をつくる終板の後ろにある横走線維束。
    • 後交連 (posterior commissure):第三脳室後方の中脳水道に連なる部位のすぐ上方にある横走線維束。
  • 連合線維
    連合線維は同側の大脳半球の皮質各部を連絡する。

    • 弓状線維:連合線維の中でも短く、同じ回または隣の回を結ぶ線維束。
    • 上縦束:前頭葉の前部と後頭葉・側頭葉を結ぶ。
    • 下縦束:後頭葉と側頭葉を結ぶ。
    • 後頭前頭束:前頭葉と後頭葉を結ぶ。
    • 鉤状束:前頭葉の下部と側頭葉の前部を結ぶ。
    • 帯状束:帯状回を構成する線維束。
    • 脳弓:海馬と乳頭体を結ぶ。

2017-a17-White Matter of the Cerebrum ; Projection Fibers, Commissural Fibers, Association Fibers.jpg

次の問題

[kanren postid=”2276″]


note 解剖学マガジン

ポイントだけを暗記するのではなく、教科書を理解するための副教材の決定版。理解をすることで記憶は強固になり、忘れなくなります。 そして解剖学の理解は臨床力への豊かな土壌となります。解剖を得意科目にして将来に役立てたい。そんな方におすすめです。

かずひろ先生の解剖学マガジンのポイント
1 とにかく図が豊富
2 解説、一問一答、国試過去問で効率良く学べる
3 ポイントは表形式でまとめられ、覚えるポイントが明確
4 オンライン講座と連動。アーカイブ動画で何度でも学習できる

解剖学マガジン|note

 

最近の記事

  • 関連記事
  • おすすめ記事
  • 特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

スポンサードリンク
PAGE TOP