MENU
つむぐ指圧治療室 相模大野

[dfads params=’groups=1096&limit=1&orderby=random’]

公式SNS


Twitter 【解剖学】合格応援マン

1日10回の頻度で解剖学の問題やポイントをつぶやきます。隙間時間の学習にお役立ていただければ幸いです。


Instagram 【解剖学】合格応援マン

Instagramでは主に医療系勉強アカをフォロー・応援させていただいています。また画像を用いた新作の資料を公開します。


Facebook 【解剖学国家試験対策】Anatomy Tokyo

Facebookでは、より細かなフォローアップや、資料の配付をしていきます。いいね!していただけると最新記事を購読できます。

骨格筋について誤っている記述はどれか

問題

骨格筋について誤っている記述はどれか。

  1. 無酸素状態でもエネルギー産生ができる。
  2. クレアチンリン酸はエネルギー源である。
  3. 収縮に伴い熱が発生する。
  4. 弛緩の過程にエネルギーは不要である。

解答: 4(弛緩の過程にエネルギーは不要である。)

解説

  1. 正しい。骨格筋は解糖系(嫌気的代謝)により、酸素がない状態でもグルコースからATPを産生できる。乳酸が生成されるが、短時間の激しい運動に対応可能である。
  1. 正しい。クレアチンリン酸はクレアチンキナーゼの触媒作用によりADPにリン酸基を転移し、ATPを迅速に再合成する。運動開始直後の即時的エネルギー供給源として重要である。
  1. 正しい。筋収縮時にはATPの加水分解エネルギーの約75〜80%が熱として放出される。この熱産生は体温調節にも寄与する。
  1. 誤り。筋の弛緩過程にはATP(エネルギー)が必要である。Ca²⁺-ATPase(SERCAポンプ)が筋小胞体にCa²⁺を能動的に取り込む際にATPが消費される。さらにミオシン頭部がアクチンから解離する際にも新たなATPの結合が必要である。ATPが枯渇すると弛緩できなくなり、これが死後硬直の原因となる。

ポイント

筋の弛緩にもATPが必要であるという事実が最重要であり、収縮だけでなく弛緩にもエネルギーが不可欠であることを理解する。

  • 覚え方のコツ: 「弛緩=Ca²⁺を回収=ポンプ=ATPが要る」「ATP枯渇=弛緩できない=死後硬直」と一連の流れで覚える。
  • 関連知識: 筋のエネルギー供給は「クレアチンリン酸(即時・数秒)→解糖系(短時間・数十秒〜数分)→有気的代謝(持続・数分以上)」の3段階で切り替わる。
  • よくある間違い: 「収縮にだけエネルギーが必要で弛緩は自然に起こる」という誤解。能動的なCa²⁺回収とアクチン-ミオシン解離にATPが必須である。
  • 教科書では「a.筋収縮のエネルギー代謝」の範囲に該当する。
エネルギー供給系 速度 持続時間 酸素の要否
クレアチンリン酸系 最速 数秒 不要
解糖系(嫌気的代謝) 速い 数十秒〜数分 不要
有気的代謝(酸化的リン酸化) 遅い 数分以上(持続) 必要

表: 筋のエネルギー供給系の比較

『理由で解く 生理学』 Kindle版

本書は、生理学の各テーマを「機序・因果」の観点から再構成し、

知識の断片化を防ぎながら、臨床・学習現場で再利用しやすい理解を目指しています。初学者の学習補助だけでなく、授業設計・復習教材としても活用いただければ幸いです。

Kindle Unlimitedでも使えます。

理由で解く 生理学: 国家試験問題 941問 完全攻略 理由で解く国試過去問

https://www.amazon.co.jp/dp/B0GQ6NZ797

解剖学 国試対策メルマガ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次