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つむぐ指圧治療室 相模大野

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骨格筋について正しい記述はどれか

問題

骨格筋について正しい記述はどれか。

  1. ミオシンフィラメントはアクチンフィラメントより細い。
  2. カルシウムイオンは筋収縮時に筋小胞体に取り込まれる。
  3. 単収縮より強縮の方が収縮高が大きい。
  4. 単一筋線維の単収縮を筋緊張という。

解答: 3(単収縮より強縮の方が収縮高が大きい。)

解説

  1. 誤り。ミオシンフィラメントは「太いフィラメント」と呼ばれ、アクチンフィラメント(「細いフィラメント」)より太い。ミオシンの直径は約15nm、アクチンの直径は約7nmである。
  1. 誤り。Ca²⁺は筋収縮時に筋小胞体から「放出」されてトロポニンCに結合し、収縮を開始させる。筋小胞体へCa²⁺が「取り込まれる」のは弛緩時であり、Ca²⁺-ATPase(SERCAポンプ)によって能動輸送される。
  1. 正しい。強縮は高頻度の刺激により単収縮が時間的に加重・融合して生じるため、単収縮よりも発生張力(収縮高)が大きい。不完全強縮でも単収縮の約2〜3倍、完全強縮ではさらに大きな張力となる。日常の運動はこの強縮(主に不完全強縮)によって行われている。
  1. 誤り。筋緊張(筋トーヌス)は安静時にも持続的に見られる軽度の収縮状態であり、多数の運動単位が交代で活動することで維持される。単一筋線維の単収縮とは全く異なる概念である。

ポイント

強縮は単収縮の時間的加重によって生じ、単収縮より大きな張力を発生するという基本原理が最重要である。

  • 覚え方のコツ: 「単収縮=1回のパンチ」「強縮=連続パンチ」→連続の方が力が大きいとイメージする。
  • 関連知識: 筋緊張(筋トーヌス)の亢進は痙縮(上位運動ニューロン障害)や固縮(パーキンソン病)として臨床的に重要である。
  • よくある間違い: Ca²⁺の動きの方向を間違えるケース。「収縮時=放出」「弛緩時=取り込み」を確実に区別すること。
  • 教科書では「c.単収縮と強縮」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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