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つむぐ指圧治療室 相模大野

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骨格筋で誤っているのはどれか

問題

骨格筋で誤っているのはどれか。

  1. 骨格筋には横紋構造が認められる。
  2. 白筋線維は疲労しにくく赤筋線維は疲労しやすい。
  3. 筋収縮のエネルギーはATPの分解によって得られる。
  4. 筋収縮に伴って熱が発生する。

解答: 2(白筋線維は疲労しにくく赤筋線維は疲労しやすい。)

解説

  1. 正しい。骨格筋はアクチン(細いフィラメント)とミオシン(太いフィラメント)が規則的に配列しているため、明帯(I帯)と暗帯(A帯)が交互に並ぶ横紋構造が認められる。
  1. 誤り。白筋線維(速筋・タイプII線維)は解糖系(嫌気的代謝)が主体であり、速い収縮が可能だが疲労しやすい。一方、赤筋線維(遅筋・タイプI線維)はミオグロビンやミトコンドリアを豊富に含み、有気的代謝(酸化的リン酸化)が主体であるため持久力に優れ疲労しにくい。記述は白筋と赤筋の特徴が完全に逆である。
  1. 正しい。筋収縮の直接的エネルギー源はATPであり、ミオシン頭部のATPase活性によりATPがADPとPiに分解される際のエネルギーで架橋運動が起こる。
  1. 正しい。筋収縮に伴い化学エネルギーの一部が熱エネルギーに変換される。この熱産生は体温維持にも寄与しており、寒冷時のふるえ(シバリング)はその応用である。

ポイント

赤筋(遅筋)は有気的代謝主体で疲労しにくく、白筋(速筋)は嫌気的代謝主体で疲労しやすいという対比が最重要である。

  • 覚え方のコツ: 「赤=ミオグロビンで赤い=酸素たっぷり=有気的=持久型=マラソンランナー」「白=ミオグロビン少ない=瞬発型=短距離走者」と連想する。
  • 関連知識: マグロやカツオなど回遊魚の赤身は遅筋(赤筋)が多く持久力に優れる。ヒラメなどの白身魚は速筋(白筋)が多く瞬発力に優れる。
  • よくある間違い: 「白筋=疲労しにくい」と混同するパターン。白は瞬発力(速いが疲れやすい)、赤は持久力(遅いが疲れにくい)と覚える。
  • 教科書では「a.骨格筋の種類」の範囲に該当する。
特徴 赤筋線維(遅筋・タイプI) 白筋線維(速筋・タイプII)
収縮速度 遅い 速い
疲労耐性 疲労しにくい 疲労しやすい
代謝様式 有気的代謝(酸化的リン酸化) 嫌気的代謝(解糖系)
ミオグロビン 多い 少ない
ミトコンドリア 多い 少ない

表: 赤筋線維と白筋線維の比較

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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