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つむぐ指圧治療室 相模大野

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静脈還流を促す因子でないのはどれか

問題

静脈還流を促す因子でないのはどれか。

  1. 静脈弁による逆流防止
  2. 骨格筋の収縮によるポンプ作用
  3. 右心房内圧の上昇
  4. 吸息時の胸腔内圧低下

解答: 3(右心房内圧の上昇)

解説

  1. 誤り。中等大の静脈には所どころに弁(静脈弁)があり、血流の逆流を防いでいる。静脈弁は静脈還流の一方向性を維持する因子である。
  1. 誤り。骨格筋の収縮・弛緩が静脈内の血液をポンプのように押し出す(筋肉ポンプ)。特に歩行時に静脈還流量が増加する。
  1. 正しい。右心房内圧の上昇は静脈還流を妨げる因子であり、促す因子ではない。静脈還流は末梢静脈圧と右心房圧の圧差によって駆動されるため、右心房圧が上昇するとこの圧差が縮小し、静脈還流量は減少する。右心不全などで右心房内圧が上昇すると、静脈うっ血が生じる。
  1. 誤り。吸息時に胸腔内圧が低下することによって血液が胸腔内に吸引される。静脈還流を促進する因子である。

ポイント

  • 静脈還流は「末梢静脈圧−右心房圧」の圧差で駆動されるため、右心房圧の上昇は還流を妨げる。
  • 覚え方のコツ: 静脈還流の促進因子は「弁・筋・吸」(弁=静脈弁、筋=筋肉ポンプ、吸=吸息時の胸腔内圧低下)の3つで覚える。
  • 関連知識: 心周期に伴う心房内圧低下時に血液が心房内に吸引される。、心房内圧の低下が静脈還流を促す。
  • よくある間違い: 「右心房圧の上昇」を「心臓の吸引力が増す」と誤解しやすいが、実際は圧差が縮小して還流が妨げられる。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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