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つむぐ指圧治療室 相模大野

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集合管において水の再吸収を促すホルモンはどれか

問題

集合管において水の再吸収を促すホルモンはどれか。

  1. アドレナリン
  2. 心房性ナトリウム利尿ペプチド
  3. バゾプレッシン
  4. パラソルモン

解答: 3(バゾプレッシン)

解説

  1. 誤り。アドレナリンは副腎髄質から分泌されるカテコールアミンで、心拍数増加や血圧上昇に関与するが、集合管の水再吸収には直接関与しない。
  1. 誤り。心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)は心房壁の伸展により分泌され、Na+排泄と利尿を促進する。水の再吸収を促進するのではなく、むしろ抑制する方向に作用する。
  1. 正しい。バゾプレッシン(ADH:抗利尿ホルモン)は視床下部の視索上核・室傍核で産生され、下垂体後葉から血中に分泌される。集合管のV2受容体に結合するとcAMPを介してアクアポリン2(AQP2)が管腔側の細胞膜に挿入され、水の再吸収が促進されて尿が濃縮される。血漿浸透圧の上昇や循環血液量の減少が分泌刺激となる。
  1. 誤り。パラソルモン(PTH)は副甲状腺から分泌され、血中Ca2+濃度の上昇に関与するホルモンであり、集合管の水再吸収には直接関与しない。

ポイント

バゾプレッシン(ADH)は「抗利尿ホルモン」の名のとおり、集合管でアクアポリン2を介して水の再吸収を促進し尿を濃縮する。

  • 覚え方のコツ: 「バゾプレッシン→バソ(血管)をプレス(圧迫)→水を再吸収して血圧維持」と連想する。ADH=Anti-Diuretic Hormone(抗・利尿・ホルモン)の名称も合わせて覚える。
  • 関連知識: 尿崩症ではADH分泌低下(中枢性)またはADH不応性(腎性)により多尿・口渇が生じる。飲酒によるADH分泌抑制も利尿の原因となる。
  • よくある間違い: ADHの産生部位(視床下部)と分泌部位(下垂体後葉)を混同しやすい。産生は視床下部、放出は後葉である。
  • 教科書では「c.下垂体のホルモン」の範囲に該当する。
ホルモン 産生・分泌部位 腎臓での主な作用
バゾプレッシン(ADH) 視床下部→下垂体後葉 集合管で水再吸収促進
アルドステロン 副腎皮質球状層 遠位尿細管・集合管でNa+再吸収促進
ANP 心房 Na+排泄促進・利尿
パラソルモン(PTH) 副甲状腺 Ca2+再吸収促進・リン酸排泄

表: 腎臓に作用する主なホルモンの比較

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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