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つむぐ指圧治療室 相模大野

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随意運動の伝導路はどれか

問題

随意運動の伝導路はどれか。

  1. 皮質脊髄路
  2. 後索路
  3. 脊髄視床路
  4. 脊髄網様体路

解答: 1(皮質脊髄路)

解説

  1. 正しい。随意運動の伝導路は皮質脊髄路(錐体路)である。大脳皮質の一次運動野(中心前回)の上位運動ニューロンから軸索が出て、内包後脚を通り、大脳脚・橋を経て延髄の錐体に至る。錐体で大部分(約80-90%)の線維が対側に交叉し(錐体交叉)、脊髄の外側皮質脊髄路を下行して前角の下位運動ニューロンとシナプスし、骨格筋を支配する。交叉しない線維は前皮質脊髄路を下行する。
  1. 誤り。後索路(後索-内側毛帯路)は深部感覚(固有感覚・触覚・振動覚・二点識別覚)を伝える上行性の感覚路であり、運動の伝導路ではない。
  1. 誤り。脊髄視床路(外側脊髄視床路・前脊髄視床路)は痛覚・温度覚・粗大触覚を伝える上行性の感覚路であり、運動の伝導路ではない。
  1. 誤り。脊髄網様体路は痛覚等の感覚情報を脳幹の網様体に伝える上行路であり、運動の伝導路ではない。

ポイント

随意運動の伝導路は皮質脊髄路(錐体路)であり、延髄の錐体で大部分が対側に交叉する。

  • 覚え方のコツ: 「皮質(大脳皮質)→脊髄(脊髄前角)=名前が経路そのもの」。錐体路は「運動の一本道」、錐体外路(大脳基底核系)は「運動の迂回路」と覚える。
  • 関連知識: 上位運動ニューロン障害(皮質脊髄路の障害)では痙性麻痺・腱反射亢進・バビンスキー反射陽性が生じる。下位運動ニューロン障害では弛緩性麻痺・腱反射減弱・筋萎縮が生じる。
  • よくある間違い: 後索路と脊髄視床路はどちらも感覚路であるが、伝える感覚が異なる。後索路=深部感覚・精密触覚、脊髄視床路=痛覚・温度覚と区別する。
  • 教科書では「d.脊髄内の伝導路」の範囲に該当する。
伝導路 種類 伝える情報
皮質脊髄路(錐体路) 下行路(運動路) 随意運動の指令
後索-内側毛帯路 上行路(感覚路) 深部感覚・精密触覚
脊髄視床路 上行路(感覚路) 痛覚・温度覚
脊髄小脳路 上行路(感覚路) 固有感覚(小脳へ)

表: 主な伝導路の比較

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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