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つむぐ指圧治療室 相模大野

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錐体路系に含まれるのはどれか

問題

錐体路系に含まれるのはどれか。

  1. 大脳皮質運動野
  2. 大脳基底核
  3. 小 脳
  4. 網様体

解答: 1(大脳皮質運動野)

解説

  1. 正しい。大脳皮質運動野(一次運動野・中心前回)は錐体路系の起始部である。錐体路(皮質脊髄路)は大脳皮質運動野のBetz巨大錐体細胞を含むニューロン群から始まり、内包後脚→大脳脚→橋→延髄錐体(ここで約80%が交叉)→脊髄前角α運動ニューロンへと至る。随意運動の実行に必須の下行路である。
  1. 誤り。大脳基底核(線条体=尾状核+被殻、淡蒼球など)は錐体外路系に属する。不随意運動の調節、運動の開始・抑制、筋緊張の制御に関与する。
  1. 誤り。小脳は錐体外路系に属する。運動の協調性、タイミング、平衡の調節を担い、運動の誤差修正を行う。
  1. 誤り。網様体は脳幹に存在する構造で錐体外路系に属する。網様体脊髄路を介して筋緊張や姿勢の調節に関与する。

ポイント

錐体路系に含まれるのは「大脳皮質運動野→内包→延髄錐体→脊髄」の経路であり、大脳基底核・小脳・網様体はすべて錐体外路系に属する。

  • 覚え方のコツ: 「錐体路系は”皮質から脊髄への一本道”」と覚える。それ以外の運動関連構造(基底核・小脳・網様体・赤核など)はすべて錐体外路系。
  • 関連知識: パーキンソン病は錐体外路系の障害であり、黒質のドパミンニューロンが変性して振戦・固縮・無動が生じる。錐体路障害(上位運動ニューロン障害)とは症候が異なる。
  • よくある間違い: 大脳基底核を錐体路系に含めるケース。大脳基底核は随意運動の「調節」に関与するが、錐体路(皮質脊髄路)の経路上にはなく、錐体外路系に分類される。
  • 教科書では「b.錐体外路系」の範囲に該当する。
分類 含まれる構造 主な機能
錐体路系 大脳皮質運動野、内包、延髄錐体、皮質脊髄路 随意運動の実行
錐体外路系 大脳基底核、小脳、網様体、赤核、黒質 運動の調節・協調・筋緊張

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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