問題
酸素分圧が最も高いのはどれか。
- 動脈血
- 静脈血
- リンパ液
- 肺胞気
解答: 4(肺胞気)
解説
- 誤り。動脈血の酸素分圧は約95mmHgであり、肺胞気(約100mmHg)よりわずかに低い。
- 誤り。静脈血の酸素分圧は約40mmHgと、組織でO₂を放出した後のため大幅に低い。
- 誤り。リンパ液の酸素分圧は組織間液に近い値であり、動脈血よりも低い。
- 正しい。肺胞気の酸素分圧は約100mmHgであり、体内で最も高い。肺胞と肺毛細血管の間では拡散によるガス交換が行われ、動脈血の酸素分圧は約95mmHgとなる。肺循環によって血中のCO₂が肺より呼気中に排出され、吸気中のO₂が肺より血中に取り込まれる。酸素は肺胞から血液へと濃度勾配に従って移動する。
ポイント
- 酸素分圧の大小関係は「肺胞気(約100mmHg)>動脈血(約95mmHg)>静脈血(約40mmHg)」である。
- 覚え方のコツ: 「100→95→40」の数値セットで覚える。肺胞が最も高く、組織を通過するたびに下がる。
- 関連知識: ヘモグロビン1gは1.34mlのO₂と結合可能。、酸素運搬はヘモグロビンに大きく依存する。
- よくある間違い: 動脈血が最も酸素分圧が高いと思いがちだが、拡散元である肺胞気のほうがわずかに高い。
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