問題
軸索終末から興奮が伝達されない細胞はどれか。
- 腺細胞
- 骨細胞
- 筋細胞
- 神経細胞
解答: 2(骨細胞)
解説
- 誤り。腺細胞は自律神経の軸索終末から伝達物質を受け取り、分泌活動が調節される。唾液腺・汗腺・消化腺などが該当する。
- 正しい。骨細胞は神経終末からの興奮伝達を直接受けない。軸索終末からの興奮は効果器である筋細胞や腺細胞、または他の神経細胞に化学的に伝達される。骨細胞はホルモン(副甲状腺ホルモン・カルシトニンなど)や力学的刺激によって活動が調節されるが、神経による直接的な興奮伝達は受けない。
- 誤り。筋細胞は神経筋接合部において運動神経の軸索終末からアセチルコリンの伝達を受けて収縮する。平滑筋・心筋も自律神経の軸索終末から伝達を受ける。
- 誤り。神経細胞はシナプスを介して他の神経細胞の軸索終末から興奮性(グルタミン酸)や抑制性(GABA)の伝達を受ける。
ポイント
軸索終末から興奮が伝達される効果器は「筋細胞」と「腺細胞」、さらに「神経細胞」間のシナプス伝達であり、骨細胞は神経支配を受けない。
- 覚え方のコツ: 「神経が支配する相手は”筋(きん)”と”腺(せん)”と”神経”」と覚える。骨は「神経が行かない場所」と整理する。
- 関連知識: 効果器は反射弓の最終段階に位置し、主に筋と腺が該当する。骨細胞の活動はホルモン(PTH・カルシトニン・ビタミンD)によって調節される。
- よくある間違い: 骨にも感覚神経(痛みを伝える)は分布するが、これは骨細胞への興奮伝達ではなく骨膜に分布する侵害受容器からの求心性信号である。
- 教科書では「a.興奮の伝達」の範囲に該当する。
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