問題
解糖系で正しいのはどれか。
- ミトコンドリアが関与する。
- 酸素を消費する。
- 内呼吸に含まれる。
- 二酸化炭素が発生する。
解答: 3(内呼吸に含まれる。)
解説
- 誤り。解糖系は細胞質基質で行われ、ミトコンドリアは関与しない。ミトコンドリアが関与するのはクエン酸回路と電子伝達系である。
- 誤り。解糖系は嫌気的(酸素を必要としない)代謝経路である。酸素を消費するのは電子伝達系である。
- 正しい。細胞質内で起こる解糖とミトコンドリア内でのO₂の供給下で起こる反応系(クエン酸回路と電子伝達系)をあわせて内呼吸という。すなわち内呼吸は解糖系+クエン酸回路+電子伝達系の全体を指す概念であり、解糖系はその一部に含まれる。解糖系自体は酸素不要であるが、内呼吸全体の中に位置づけられる。
- 誤り。二酸化炭素(CO₂)が発生するのはクエン酸回路であり、解糖系では発生しない。
ポイント
- 内呼吸=解糖系(細胞質)+クエン酸回路(ミトコンドリア)+電子伝達系(ミトコンドリア)の全体を指す。
- 覚え方のコツ: 「解糖系の3つのナイ=ミトコンドリア関与しナイ・酸素使わナイ・CO₂出ナイ」と覚える。ただし内呼吸には含まれる。
- 関連知識: 解糖系では1モルのグルコースから2モルのATPしか産生されないが、ミトコンドリアでの反応を含めると合計38モルとなる。
- よくある間違い: 「酸素を使わない=内呼吸ではない」と誤解しやすいが、解糖系は内呼吸の一部である。
| 特徴 | 解糖系 | クエン酸回路 | 電子伝達系 |
|---|---|---|---|
| 場所 | 細胞質基質 | ミトコンドリア | ミトコンドリア |
| 酸素の要否 | 不要(嫌気的) | 必要 | 必要 |
| CO₂発生 | なし | あり | なし |
| ATP産生量 | 2モル | 2モル | 34モル |
| 内呼吸に含まれるか | 含まれる | 含まれる | 含まれる |
表: 内呼吸を構成する3つの代謝経路の比較
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