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つむぐ指圧治療室 相模大野

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視覚について誤っている記述はどれか

問題

視覚について誤っている記述はどれか。

  1. 眼の屈折力はジオプトリで表す。
  2. 瞳孔は入射光の量を調節する。
  3. 近視では像が網膜の後ろに結像する。
  4. 杆状体細胞にはロドプシンが含まれる。

解答: 3(近視では像が網膜の後ろに結像する。)

解説

  1. 正しい。眼の屈折力はジオプトリ(D、ディオプトリ)で表され、焦点距離(m)の逆数である。正常眼の全屈折力は約60Dであり、うち角膜が約40D、水晶体が約20Dを担う。
  1. 正しい。瞳孔は虹彩の瞳孔括約筋(縮瞳)と瞳孔散大筋(散瞳)の拮抗作用により径が変化し、網膜に入る光量を調節する。カメラの絞りに相当する機能である。
  1. 誤り。近視では眼軸が長い(軸性近視)か水晶体の屈折力が強すぎる(屈折性近視)ため、像は網膜の前方に結像する。網膜の後ろに結像するのは遠視である。近視の矯正には凹レンズ(発散レンズ)、遠視の矯正には凸レンズ(収束レンズ)を使用する。老視は水晶体の弾力性低下による近点の延長であり、凸レンズで矯正する。
  1. 正しい。杆状体細胞(杆体細胞)にはロドプシン(視紅)が含まれ、わずかな光に反応して暗所視を可能にする。ロドプシンはレチナール(ビタミンA誘導体)とオプシンからなる。

ポイント

近視=網膜前方に結像(凹レンズで矯正)、遠視=網膜後方に結像(凸レンズで矯正)である。

  • 覚え方のコツ: 「近(近視)くの前(前方に結像)」「遠(遠視)くの後ろ(後方に結像)」→近視は前、遠視は後ろと覚える。矯正レンズは「近視=凹(おう)→”Oh”近くが見にくい」で凹レンズと覚える。
  • 関連知識: 乱視は角膜の曲率が方向により異なるために生じる。老視(老眼)は加齢による水晶体の弾力性低下が原因で、近点が延長する。
  • よくある間違い: 近視と遠視の結像位置を逆にする誤りが最も多い。「近視=眼球が長い=像が手前にくる」と因果関係で理解する。
  • 教科書では「a.視覚の性質」の範囲に該当する。
屈折異常 結像位置 矯正レンズ 原因
近視 網膜の前方 凹レンズ 眼軸過長・屈折力過大
遠視 網膜の後方 凸レンズ 眼軸短小・屈折力不足
老視 近点延長 凸レンズ 水晶体の弾力性低下

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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