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つむぐ指圧治療室 相模大野

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血管について正しいのはどれか

問題

血管について正しいのはどれか。

  1. 動脈は静脈より血管抵抗が小さい。
  2. 動脈は静脈より多くの血液を貯留する。
  3. 静脈弁は血液の逆流を防ぐ。
  4. 歩行時には静脈還流量が低下する。

解答: 3(静脈弁は血液の逆流を防ぐ。)

解説

  1. 誤り。動脈(特に細動脈)は静脈より血管抵抗が大きい。→細動脈は血管抵抗が特に大きく「抵抗血管」と呼ばれ、血流調節に重要な役割を果たす。細動脈の血管抵抗は特に大きく、抵抗血管ともいう。
  1. 誤り。静脈が動脈より多くの血液を貯留する。→静脈は壁が薄く伸展しやすいため全血液量の約60〜70%を貯留しており「容量血管」と呼ばれる。静脈は壁が薄く血管の抵抗が小さいために、伸展しやすく、血液貯蔵所としての役割を持つため、容量血管ともいう。
  1. 正しい。静脈弁は血液の逆流を防ぐ。→中等大の静脈に存在する弁が、重力に逆らって心臓に戻る血液の逆流を防止する。中等大の静脈には所どころに弁(静脈弁)があり、血流の逆流を防いでいる。
  1. 誤り。歩行時には静脈還流量が増加する。→骨格筋の収縮・弛緩がポンプのように静脈内の血液を押し出す(筋肉ポンプ)。骨格筋の収縮・弛緩が静脈内の血液をポンプのように押し出す(筋肉ポンプ)。特に歩行時には、この作用により静脈還流量が増加する。

ポイント

  • 細動脈=抵抗血管(血流調節)、毛細血管=交換血管(物質交換)、静脈=容量血管(血液貯留)と機能で分類する。
  • 覚え方のコツ: 「動脈は”抵抗”、静脈は”容量”」と対比で覚える。「静脈還流の4因子=心房吸引・静脈弁・筋肉ポンプ・呼吸運動」をセットで覚える。
  • 関連知識: 長時間の立位では筋肉ポンプが働かず静脈還流が減少し、起立性低血圧や下肢静脈瘤の原因となる。
  • よくある間違い: 動脈の方が圧が高いため「多く貯留する」と誤解する。圧が高いのと容量が大きいのは別であり、静脈の方が伸展性が高く容量が大きい。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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