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つむぐ指圧治療室 相模大野

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血漿中のアルブミンについて誤っている記述はどれか

問題

血漿中のアルブミンについて誤っている記述はどれか。

  1. 血漿中に最も多く含まれるタンパク質である。
  2. 細胞へのアミノ酸供給源である。
  3. 抗体として働く。
  4. 血漿の浸透圧維持に関与する。

解答: 3(抗体として働く。)

解説

  1. 正しい。血漿タンパクは主にアルブミン、グロブリン、フィブリノゲンの3種類に分類される。量はこの順に多い。アルブミンは血漿タンパク質の中で最も多い。
  1. 正しい。細胞のアミノ酸供給源。アルブミンの関与が大きい。正しい。
  1. 誤り。抗体(免疫グロブリン)として働くのはγ-グロブリンであり、アルブミンではない。γ-グロブリンは抗体として免疫反応に関与。免疫グロブリンとも呼ばれる。さらにγ-グロブリンは肝臓ではなく白血球の形質細胞で合成される点も、アルブミン(肝臓で合成)とは異なる。アルブミンの主な機能は膠質浸透圧の維持、物質運搬、アミノ酸供給源である。
  1. 正しい。膠質浸透圧(血漿タンパクの作る浸透圧)の維持と血管内の水分保持。アルブミンの関与が70%と大きい。

ポイント

  • 抗体として免疫反応に関与するのはγ-グロブリン(免疫グロブリン)であり、アルブミンは膠質浸透圧維持・物質運搬・アミノ酸供給源として機能する。
  • 覚え方のコツ: 「アルブミン=浸透圧の守り手」「γ-グロブリン=免疫の戦士」と役割を対比で覚える。抗体はγ(ガンマ)と頭文字「が」で「ガードマン(防御)」と連想する。
  • 関連知識: 肝疾患でアルブミン合成が低下すると膠質浸透圧が低下し、浮腫や腹水が生じる。A/G比(アルブミン/グロブリン比)の正常値は1.5〜2.0で、慢性感染症(γ-グロブリン増加)や肝疾患(アルブミン減少)で低下する。
  • よくある間違い: アルブミンとγ-グロブリンの機能を混同しやすい。「抗体=アルブミン」と誤解しないよう、血漿タンパクの3分類(アルブミン・グロブリン・フィブリノゲン)とそれぞれの機能を整理しておく。
血漿タンパク 量の順位 合成部位 主な機能
アルブミン 最多 肝臓 膠質浸透圧維持、物質運搬、アミノ酸供給
グロブリン(α、β) 2番目 肝臓 ホルモン・ビタミン等の運搬
γ-グロブリン (グロブリンの一部) 形質細胞 抗体として免疫反応に関与
フィブリノゲン 最少 肝臓 血液凝固(フィブリンに変換)

表: 血漿タンパク質の分類と機能

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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