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つむぐ指圧治療室 相模大野

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血液の浸透圧を感受する部位はどれか

問題

血液の浸透圧を感受する部位はどれか。

  1. 副腎髄質
  2. 脳幹
  3. 下垂体前葉
  4. 視床下部

解答: 4(視床下部)

解説

  1. 誤り。副腎髄質はカテコールアミン(アドレナリン・ノルアドレナリン)を分泌する部位であり、浸透圧受容器は存在しない。
  1. 誤り。脳幹には呼吸中枢(延髄)や循環中枢(心臓血管中枢)があるが、浸透圧受容器の主要な存在部位ではない。
  1. 誤り。下垂体前葉はGH、PRL、TSH、ACTH、FSH、LHなどのホルモンを分泌する内分泌腺であり、浸透圧受容器は存在しない。
  1. 正しい。血液の浸透圧を感受する浸透圧受容器(osmoreceptor)は視床下部に存在する。血漿浸透圧が上昇すると浸透圧受容器ニューロンが興奮し、バソプレシン(ADH)の分泌が促進されて腎臓の集合管での水再吸収が増加する。同時に口渇中枢が刺激されて飲水行動が促される。この二重の機構により体液の浸透圧が一定に保たれる。

ポイント

浸透圧受容器は視床下部に存在し、ADH分泌と口渇感を調節する。

  • 覚え方のコツ: 視床下部は内分泌系の「最高中枢」であり、浸透圧感受・体温調節・摂食調節・ADH/オキシトシン産生など多くの機能を担う。「視床下部=内分泌の司令塔」と覚える。
  • 関連知識: 浸透圧上昇→視床下部の浸透圧受容器→ADH分泌促進→集合管での水再吸収増加→尿量減少→浸透圧低下(負のフィードバック)。この一連の流れを理解する。
  • よくある間違い: 下垂体前葉はホルモンを「分泌」する場であり、浸透圧を「感受」する場ではない。感受(センサー)と分泌(エフェクター)の違いを区別する。
  • 教科書では「d.ホルモン分泌の調節」の範囲に該当する。
視床下部の機能 内容
浸透圧調節 浸透圧受容器→ADH分泌→水再吸収促進
体温調節 温度受容器→発汗・血管拡張(放熱)or ふるえ・血管収縮(産熱)
摂食調節 満腹中枢・摂食中枢
ホルモン産生 ADH、オキシトシン(後葉ホルモン)の合成
放出ホルモン分泌 GRH、TRH、CRH、GnRH等→下垂体前葉の調節

表: 視床下部の主な機能

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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