問題
血小板について誤っている記述はどれか。
- 直径は2~5μmである。
- 寿命は約10日である。
- 核をもつ。
- 血液凝固に関与する。
解答: 3(核をもつ。)
解説
- 正しい。血小板の直径は約2〜4μm(2〜5μm)の円盤状の細胞片である。→ 赤血球(7〜8μm)や白血球より小さい。
- 正しい。血小板の寿命は5〜10日である。→ 老化した血小板は脾臓で破壊される。
- 誤り。血小板は核を持たない。→ 血小板は骨髄の巨核球の突起が分離して血中に出たものであり、細胞質の断片であるため核を含まない。→ 同様に赤血球も核を持たない血球成分である。
- 正しい。血小板は止血作用を持ち、血液凝固に関与する。→ 損傷部位のコラーゲン線維に粘着し、ADPやセロトニンを放出して血小板凝集を促進し、血小板血栓(一次止血)を形成する。→ さらに血小板因子は二次止血(血液凝固)にも関与する。
ポイント
- 血小板は骨髄の巨核球由来の無核の細胞片であり、止血(一次止血・二次止血)に関与する。
- 覚え方のコツ: 血液中で「核を持たない」のは「赤血球」と「血小板」の2つ。「赤・小は核なし」と覚える。
- 関連知識: 血小板数の正常値は15万〜40万/mm3。血小板減少性紫斑病では血小板が少ないため出血斑が全身に生じる。血小板が増加する疾患では血栓症のリスクが高まる。
- よくある間違い: 血小板を「完全な細胞」と思い込むこと。血小板は巨核球の細胞質がちぎれた断片であり、核を持たない。
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