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つむぐ指圧治療室 相模大野

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血中カルシウム濃度を調節するホルモンはどれか

問題

血中カルシウム濃度を調節するホルモンはどれか。

  1. インスリン
  2. バソプレシン
  3. ソマトスタチン
  4. パラソルモン

解答: 4(パラソルモン)

解説

  1. 誤り。インスリンは膵臓β細胞から分泌され、血糖値を低下させるホルモンである。Ca2+調節には直接関与しない。
  1. 誤り。バソプレシン(ADH)は下垂体後葉から分泌され、腎臓の集合管での水再吸収を促進して血漿浸透圧を調節するホルモンである。Ca2+調節には直接関与しない。
  1. 誤り。ソマトスタチンは膵臓δ細胞や視床下部から分泌され、成長ホルモン・インスリン・グルカゴン・TSHなどの分泌を広く抑制するホルモンである。Ca2+調節には直接関与しない。
  1. 正しい。パラソルモン(PTH/副甲状腺ホルモン)は副甲状腺(上皮小体)から分泌され、血中Ca2+濃度を上昇させるホルモンである。血中Ca2+が低下するとPTH分泌が亢進し、骨吸収促進(破骨細胞の活性化)、腎臓でのCa2+再吸収促進、活性型ビタミンD産生促進を介した腸管Ca2+吸収増加の3つの経路で血中Ca2+を上昇させる。拮抗ホルモンであるカルシトニン(甲状腺C細胞)とともにCa2+恒常性を維持する。

ポイント

血中Ca2+調節の主役はパラソルモン(PTH)とカルシトニンであり、PTHはCa↑、カルシトニンはCa↓の方向に作用する。

  • 覚え方のコツ: 「パラソルモン=Ca↑の3本柱(骨・腎・腸)」「カルシトニン=Ca↓(骨吸収を止める)」とセットで記憶する。
  • 関連知識: 血中Ca2+の正常値は約8.5-10.5mg/dL。Ca2+は筋収縮・神経伝達・血液凝固・酵素活性など多くの生理機能に不可欠。低Ca血症ではテタニー(筋痙攣)、高Ca血症では筋力低下・意識障害が生じる。
  • よくある間違い: インスリンとパラソルモンはともに「ホメオスタシス維持」のホルモンだが、インスリンは「血糖」、パラソルモンは「血中Ca」の調節と混同しないこと。
  • 教科書では「e.副甲状腺のホルモン」の範囲に該当する。
ホルモン 調節対象 分泌部位
パラソルモン(PTH) 血中Ca2+(上昇↑) 副甲状腺
カルシトニン 血中Ca2+(低下↓) 甲状腺C細胞
インスリン 血糖(低下↓) 膵β細胞
グルカゴン 血糖(上昇↑) 膵α細胞
ADH 血漿浸透圧(低下↓) 下垂体後葉
アルドステロン 血中Na+(上昇↑) 副腎皮質球状層

表: ホメオスタシスを維持する主なホルモンとその調節対象

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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