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つむぐ指圧治療室 相模大野

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自律神経機能の中枢で延髄にあるのはどれか

問題

自律神経機能の中枢で延髄にあるのはどれか。

  1. 体温調節中枢
  2. 排尿中枢
  3. 摂食中枢
  4. 循環中枢

解答: 4(循環中枢)

解説

  1. 誤り。体温調節中枢は視床下部(視索前野・前視床下部)に存在し、延髄にはない。
  1. 誤り。排尿中枢は橋(橋排尿中枢=バリントン核)および仙髄(S2〜S4)に存在し、延髄にはない。
  1. 誤り。摂食中枢は視床下部の外側野に存在し、延髄にはない。満腹中枢は視床下部の腹内側核に存在する。
  1. 正しい。循環中枢(心臓血管中枢)は延髄に存在する。延髄の心臓血管中枢は心拍数・心収縮力・血管緊張度を調節し、頸動脈洞や大動脈弓の圧受容器からの求心性情報を受けて反射的に循環動態を制御する(圧受容器反射)。延髄には循環中枢のほか、呼吸中枢(背側呼吸群・腹側呼吸群)、嚥下中枢、嘔吐中枢なども存在し、生命維持に不可欠な中枢が集中している。

ポイント

延髄には循環中枢(心臓血管中枢)・呼吸中枢・嚥下中枢・嘔吐中枢など生命維持に不可欠な中枢が集中している。

  • 覚え方のコツ: 延髄の中枢は「えんずい=えん(嚥下)・じゅん(循環)・こ(呼吸)・おう(嘔吐)」→「延髄は嚥・循・呼・嘔の4中枢」と覚える。視床下部にあるのは「体温・摂食・飲水・性行動」など本能行動の中枢。
  • 関連知識: 延髄の損傷が致命的となるのは循環中枢と呼吸中枢が存在するためである。脳ヘルニア(テント切痕ヘルニア)では延髄圧迫により呼吸停止・循環虚脱が起こり死に至る。橋にも呼吸調節中枢(肺膨張反射中枢、呼吸調節中枢)が存在する。
  • よくある間違い: 「排尿中枢が延髄にある」と誤解しやすいが、排尿中枢は橋(バリントン核)と仙髄に存在する。延髄には排尿中枢はない。
  • 教科書では「G.脳幹」の範囲に該当する。
中枢 所在部位
循環中枢(心臓血管中枢) 延髄
呼吸中枢 延髄・橋
嚥下中枢 延髄
嘔吐中枢 延髄
排尿中枢 橋(バリントン核)・仙髄
体温調節中枢 視床下部
摂食中枢 視床下部(外側野)
満腹中枢 視床下部(腹内側核)

表: 自律神経機能に関わる中枢と所在部位

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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