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つむぐ指圧治療室 相模大野

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臓器移植の拒絶反応で、移植された臓器を直接攻撃するのはどれか

問題

臓器移植の拒絶反応で、移植された臓器を直接攻撃するのはどれか。

  1. 好中球
  2. 形質細胞
  3. キラーT細胞
  4. マクロファージ

解答: 3(キラーT細胞)

解説

  1. 誤り。好中球は自然免疫の貪食細胞であり、非特異的に病原体を排除するが、拒絶反応において移植臓器を直接攻撃する主要な細胞ではない。
  1. 誤り。形質細胞は抗体を産生して液性免疫を担うが、移植臓器を「直接」攻撃する細胞ではない。抗体介在性の拒絶も存在するが、「直接攻撃」はキラーT細胞の役割である。
  1. 正しい。臓器移植の拒絶反応で移植臓器を直接攻撃するのはキラーT細胞(細胞傷害性T細胞/CD8+T細胞)である。キラーT細胞は移植臓器の細胞表面に発現する非自己のMHC分子(HLA)を認識し、パーフォリンで細胞膜に孔を形成、グランザイムでアポトーシスを誘導して移植細胞を直接破壊する。これは細胞性免疫による拒絶反応の中心的機構である。
  1. 誤り。マクロファージは貪食作用と抗原提示に関与し、拒絶反応の炎症過程には参加するが、移植臓器を直接攻撃する主要な細胞ではない。

ポイント

臓器移植の拒絶反応はキラーT細胞が主役の細胞性免疫反応であり、非自己MHC(HLA)の認識が鍵となる。

  • 覚え方のコツ: 「キラーT=拒絶のキラー(殺し屋)」と覚える。移植拒絶=細胞性免疫=T細胞の連想で記憶する。
  • 関連知識: 拒絶反応を防ぐために免疫抑制薬(シクロスポリン、タクロリムスなど)が使用され、T細胞の活性化を抑制する。MHC(主要組織適合複合体)はヒトではHLA(Human Leukocyte Antigen)と呼ばれ、自己・非自己の識別に重要である。臓器移植前にはHLAの適合性を検査する。
  • よくある間違い: マクロファージも拒絶反応の炎症過程に関与するため「直接攻撃する細胞」と誤認しやすい。「直接攻撃」=キラーT細胞と正確に区別する。
  • 教科書では「a.液性免疫と細胞性免疫」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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