問題
膵臓ランゲルハンス島から分泌されるホルモンはどれか。
- インスリン
- エストロゲン
- サイロキシン
- アドレナリン
解答: 1(インスリン)
解説
- 正しい。インスリンは膵臓のランゲルハンス島(膵島)のβ細胞から分泌されるホルモンである。インスリンは血糖値を低下させる唯一のホルモンであり、筋肉や脂肪組織へのグルコース取り込みを促進し、肝臓でのグリコーゲン合成・脂肪合成を促進する。ランゲルハンス島にはα細胞(グルカゴン分泌)、β細胞(インスリン分泌)、δ細胞(ソマトスタチン分泌)が存在し、血糖調節の中枢的役割を担う。
- 誤り。エストロゲンは卵巣の卵胞から分泌される女性ホルモン(ステロイドホルモン)であり、膵臓からは分泌されない。
- 誤り。サイロキシン(T4)は甲状腺の濾胞細胞から分泌される甲状腺ホルモンであり、膵臓とは無関係である。
- 誤り。アドレナリンは副腎髄質から分泌されるカテコールアミンであり、膵臓からは分泌されない。
ポイント
膵臓ランゲルハンス島からはインスリン(β細胞)、グルカゴン(α細胞)、ソマトスタチン(δ細胞)が分泌される。
- 覚え方のコツ: ランゲルハンス島の細胞は「αβδ」の順で「グ(ルカゴン)・イ(ンスリン)・ソ(マトスタチン)」と覚える。「血糖を下げるのはインスリンだけ」は頻出。
- 関連知識: インスリン不足は糖尿病の原因となる。グルカゴンはインスリンと拮抗的に血糖を上昇させる。ソマトスタチンは両者の分泌を抑制する。
- よくある間違い: アドレナリンも血糖上昇作用を持つが、分泌部位は副腎髄質であり膵臓ではない。
- 教科書では「f.膵臓のホルモン」の範囲に該当する。
| 細胞 | ホルモン | 主な作用 |
|---|---|---|
| α細胞 | グルカゴン | 血糖上昇(肝グリコーゲン分解・糖新生促進) |
| β細胞 | インスリン | 血糖低下(グルコース取り込み・グリコーゲン合成促進) |
| δ細胞 | ソマトスタチン | インスリン・グルカゴン分泌抑制 |
表: ランゲルハンス島の細胞とホルモン
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