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つむぐ指圧治療室 相模大野

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腎臓でろ液中の水分が最も多く再吸収される部位はどれか

問題

腎臓でろ液中の水分が最も多く再吸収される部位はどれか。

  1. 近位尿細管
  2. ヘンレループ
  3. 遠位尿細管
  4. 集合管

解答: 1(近位尿細管)

解説

  1. 正しい。腎臓でろ過された水分の約65〜80%は近位尿細管で再吸収される。これは全ネフロン部位の中で最も多い割合である。近位尿細管での水の再吸収はNa⁺の能動的再吸収に伴う浸透圧勾配により受動的に行われ、ADH(抗利尿ホルモン)の影響を受けない obligatory reabsorption(義務的再吸収)である。近位尿細管は水だけでなく、グルコース、アミノ酸、Na⁺、HCO₃⁻なども大量に再吸収する「再吸収の主役」である。
  1. 誤り。ヘンレループ(ヘンレ係蹄)での水分再吸収は約15%程度で、下行脚で水が再吸収される。対向流増幅系の形成に重要な役割を持つ。
  1. 誤り。遠位尿細管での水分再吸収は少量であり、Na⁺やCa²⁺の微調整が主な役割である。
  1. 誤り。集合管はADHの作用により水の再吸収量を調節する場であり、尿の最終的な濃縮を行うが、量的には近位尿細管が最多である。

ポイント

  • 近位尿細管はろ過液の約65〜80%の水を再吸収し、全ネフロン部位の中で最も多い。
  • 覚え方のコツ: 「近位尿細管は”大量回収係”、集合管は”微調整係”」と役割を分けて覚える。水の再吸収量の順は「近位>ヘンレ>集合管>遠位」。
  • 関連知識: 近位尿細管での再吸収はADH非依存性(義務的再吸収)であるのに対し、集合管での再吸収はADH依存性(調節的再吸収)である。この違いは尿崩症の病態理解に重要。
  • よくある間違い: 集合管がADHの標的であるため「水の再吸収=集合管」と思いがちだが、量的に最も多いのは近位尿細管である。集合管は「量」ではなく「調節」の役割を担う。
  • 教科書では「c.尿細管の再吸収」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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