問題
脳波にα波が現れやすい時期はどれか。
- 安静閉眼中
- 暗算中
- レム睡眠中
- ノンレム睡眠中
解答: 1(安静閉眼中)
解説
- 正しい。α波(8〜13Hz)は安静閉眼時に後頭部で最も顕著に出現する脳波である。リラックスした覚醒状態を反映しており、目を閉じてリラックスすると後頭部を中心にα波が律動的に出現する。開眼したり精神活動を行うとα波は抑制されβ波に置き換わる(αブロッキング)。
- 誤り。暗算中は精神活動が活発であるためβ波(14〜30Hz)が前頭部優位に出現し、α波は抑制される。
- 誤り。レム睡眠中の脳波は覚醒時に近い低振幅速波パターンを示し、典型的なα波ではない。
- 誤り。ノンレム睡眠中は睡眠段階の深化に伴いθ波(入眠期)→δ波(深睡眠期)が出現し、α波は消失する。
ポイント
α波は安静閉眼覚醒時に後頭部優位に出現する基本律動であり、開眼や精神活動でβ波に切り替わる(αブロッキング)。
- 覚え方のコツ: 「α波=目を閉じてリラックス=後頭部」「β波=目を開けて集中=前頭部」とセットで覚える。
- 関連知識: 問659(正常脳波)、問660(感覚刺激時の脳波)、問661(周波数の低い脳波)、問666(脳波と出現時期の組合せ)と関連する。α波の抑制は上行性網様体賦活系の活性化と関連している。
- よくある間違い: 「安静=睡眠」と混同してα波を睡眠時の脳波と誤解しやすいが、α波は「覚醒しているが目を閉じてリラックスした状態」で出現する。睡眠時の脳波はθ波やδ波である。
- 教科書では「c.新皮質」の範囲に該当する。
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