問題
脳波とそれが現れやすい時期との組合せで正しいのはどれか。
- α波 ― 安静閉眼時
- β波 ― 睡眠時
- δ波 ― 精神活動期
- θ波 ― 感覚刺激時
解答: 1(α波 ― 安静閉眼時)
解説
- 正しい。α波(8〜13Hz)は安静閉眼時に後頭部優位に出現する正常脳波の基本律動である。リラックスした覚醒状態で最も顕著に出現し、開眼や精神活動によりβ波に移行する(αブロッキング)。脳波の各種と出現条件の正しい対応は、α波=安静閉眼時、β波=開眼・精神活動時、θ波=入眠期、δ波=深睡眠時である。
- 誤り。β波(14〜30Hz)は開眼時や精神活動時(思考・集中・計算など)に出現する。睡眠時の脳波ではない。
- 誤り。δ波(0.5〜3Hz)は深睡眠時(ノンレム睡眠の段階3・4)に出現する高振幅徐波であり、精神活動期には出現しない。覚醒時のδ波出現は異常所見である。
- 誤り。θ波(4〜7Hz)は入眠期やまどろみ状態(浅い睡眠)で出現する。感覚刺激時に出現するのはβ波(αブロッキング後に出現)である。
ポイント
脳波と出現時期の正しい対応は「α波=安静閉眼覚醒時、β波=開眼・精神活動時、θ波=入眠期、δ波=深睡眠時」である。
- 覚え方のコツ: 覚醒度の高い順に「β(集中)→α(リラックス覚醒)→θ(うとうと)→δ(ぐっすり)」と並べて覚える。周波数も同じ順で高→低となる。
- 関連知識: 問659・624・628・635でも脳波が出題されている。全ての脳波問題を横断的に学習すると、脳波の出現条件が確実に定着する。
- よくある間違い: β波を「睡眠時」、δ波を「精神活動期」と逆に覚えてしまうことがある。β波は最も「活発な状態」、δ波は最も「深い休息状態」の脳波である。
- 教科書では「c.新皮質」の範囲に該当する。
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