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つむぐ指圧治療室 相模大野

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脂質について正しい記述はどれか

問題

脂質について正しい記述はどれか。

  1. 水溶性物質である。
  2. 細胞膜を構成する材料とならない。
  3. グリセリンはβ 酸化されてATPを産生する。
  4. 酵素で分解されて脂肪酸とグリセリンになる。

解答: 4(酵素で分解されて脂肪酸とグリセリンになる。)

解説

  1. 誤り。脂質は水に溶けない脂溶性物質である。脂質に溶けやすい物質は比較的膜を通りやすい。脂質自体が水溶性ではないことが前提となっている。
  1. 誤り。細胞膜はタンパク質と脂質(主にリン脂質)よりなる。リン脂質は細胞膜の主要構成成分(リン脂質二重層)である。
  1. 誤り。β酸化されるのはグリセリンではなく脂肪酸である。グリセリンは解糖系に入って代謝される。
  1. 正しい。中性脂肪(トリグリセリド)はリパーゼなどの酵素によって加水分解され、脂肪酸とグリセリン(グリセロール)に分解される。異化作用によってエネルギーを取り出す材料は「主として糖質と脂質」。脂質は重要なエネルギー源である。分解された脂肪酸はβ酸化を経てATP産生に利用される。

ポイント

  • 脂質の3つの要点: (1)脂溶性、(2)細胞膜の主成分(リン脂質二重層)、(3)酵素分解で脂肪酸+グリセリンになる
  • 覚え方のコツ: 「脂肪酸がβ酸化、グリセリンは解糖系」と分解後の行き先を対で覚える
  • 関連知識: 細胞膜のリン脂質が疎水基を内側にして二重層を形成する。
  • よくある間違い: β酸化の対象を「グリセリン」と混同しやすいが、正しくは「脂肪酸」である

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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