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つむぐ指圧治療室 相模大野

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脂質について正しいのはどれか

問題

脂質について正しいのはどれか。

  1. コレステロールはコルチゾールの前駆物質である。
  2. リン脂質はヘモグロビンの構成成分である。
  3. 中性脂肪は 1分子のグリセロールと 2分子の脂肪酸からなる。
  4. 脂肪酸の多くは水溶性物質である。

解答: 1(コレステロールはコルチゾールの前駆物質である。)

解説

  1. 正しい。コレステロールはコルチゾールの前駆物質(原料)である。副腎皮質ではコレステロールからプレグネノロンを経て、コルチゾール・アルドステロン・副腎アンドロジェンなどのステロイドホルモンが合成される。同様に、性腺(精巣・卵巣)でもコレステロールからテストステロンやエストロゲンが合成される。すべてのステロイドホルモンはコレステロール由来である。
  1. 誤り。リン脂質は細胞膜のリン脂質二重層の主要構成成分であり、ヘモグロビンの構成成分ではない。ヘモグロビンはヘム(鉄ポルフィリン)とグロビン(蛋白質)からなる。
  1. 誤り。中性脂肪(トリグリセリド/トリアシルグリセロール)は1分子のグリセロールと3分子の脂肪酸からなる。「トリ」は3を意味し、2分子ではない。
  1. 誤り。脂肪酸は長い炭水素鎖を持つ脂溶性物質であり、水溶性ではない。血中では主にアルブミンと結合して輸送される。

ポイント

コレステロールはすべてのステロイドホルモン(コルチゾール・アルドステロン・テストステロン・エストロゲン・プロゲステロン)の共通の前駆物質である。

  • 覚え方のコツ: 「コレステロール→コルチゾール」は名前の響きが似ている→コレステロールが原料。中性脂肪は「トリ(3)グリセリド」→グリセロール1つに脂肪酸3つ。
  • 関連知識: ステロイドホルモンの合成経路:コレステロール→プレグネノロン→プロゲステロン→コルチゾール/アルドステロン/テストステロン→エストロゲン。コレステロールは細胞膜の構成成分でもあり、胆汁酸やビタミンDの前駆体でもある。
  • よくある間違い: 中性脂肪の脂肪酸数を「2分子」と誤る。「トリグリセリド=3本の脂肪酸がぶら下がる」と覚える。ジグリセリド(2分子)やモノグリセリド(1分子)は消化過程の中間体。
  • 教科書では「c.ホルモンの作用機序」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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