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つむぐ指圧治療室 相模大野

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肺における体液の酸塩基平衡に関与するのはどれか

問題

肺における体液の酸塩基平衡に関与するのはどれか。

  1. 酸素の吸収
  2. 窒素の吸収
  3. 二酸化炭素の排泄
  4. 水分の排泄

解答: 3(二酸化炭素の排泄)

解説

  1. 誤り。酸素の吸収は組織への酸素供給に重要であるが、体液のpH調節には直接関与しない。→ 酸素は酸塩基平衡に直接影響する物質ではない。
  1. 誤り。窒素は不活性ガスとして体内ではほとんど代謝されず、酸塩基平衡には関与しない。→ 吸気中に約78%含まれるが生理的反応には関わらない。
  1. 正しい。肺からのCO₂排泄が体液の酸塩基平衡の調節に直接関与する。→ CO₂は水と反応してH₂CO₃→H⁺+HCO₃⁻となるため、CO₂の排泄量を調節することでH⁺濃度(pH)を制御できる。CO₂は肺から排泄され、その結果、血液のpHは一定に保たれうる。→ CO₂排泄が不足すると呼吸性アシドーシス、過剰だと呼吸性アルカローシスが生じる。
  1. 誤り。肺からの水分排泄は不感蒸散として行われるが、酸塩基平衡の主要な調節機構ではない。→ 水分・体液量の調節は主に腎臓が担う。

ポイント

  • 肺はCO₂を排泄することで重炭酸緩衝系を介して血液pHを調節する(呼吸性調節)
  • 覚え方のコツ: 「肺=CO₂を出してpHを上げる(アルカリ側へ)」、「腎臓=H⁺を出してpHを上げる」と臓器別に整理する
  • 関連知識: 血液のpHは7.35〜7.45に維持され、アシドーシス(pH<7.35方向)とアルカローシス(pH>7.45方向)はそれぞれ呼吸性と代謝性に分類される
  • よくある間違い: 酸素の吸収がpH調節に関与すると考えがちだが、pHに直接影響するのはCO₂の排泄である

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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