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つむぐ指圧治療室 相模大野

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網膜の黄斑について正しい記述はどれか

問題

網膜の黄斑について正しい記述はどれか。

  1. 杆体細胞が密集している。
  2. 明るい場所での分解能が良い。
  3. 暗い場所での感度が高い。
  4. 血管が豊富にある。

解答: 2(明るい場所での分解能が良い。)

解説

  1. 誤り。黄斑部(特に中心窩)に密集しているのは錐体細胞であり、杆体細胞は中心窩には存在せず周辺網膜に多く分布する。
  1. 正しい。網膜の黄斑(中心窩)には錐体細胞が高密度に密集しており、明るい場所(明所視)での空間分解能(視力)が最も優れている。中心窩では錐体細胞1個に対して双極細胞・神経節細胞がほぼ1対1で対応するため、高い解像度が実現される。視力検査で測定される視力はこの中心窩の分解能を反映している。また錐体細胞には赤・緑・青の3種類があり、色覚にも重要な役割を果たす。
  1. 誤り。暗い場所(暗所視)での感度が高いのは杆体細胞が豊富な周辺網膜であり、錐体細胞が集中する黄斑部は暗所での感度は低い。
  1. 誤り。黄斑の中心窩は無血管領域(foveal avascular zone)であり、血管が存在しない。中心窩の栄養は脈絡膜からの拡散によって供給される。

ポイント

黄斑の中心窩は錐体細胞が密集する明所視の中心であり、空間分解能(視力)と色覚に優れた部位である。

  • 覚え方のコツ: 「黄斑=”お(黄)うはん”→”おう、はっきり見える”」→明所視で分解能が高い。「中心窩は錐体の巣(す)」と覚える。無血管領域である点は「中心は透き通って血管がない→光がクリアに届く」とイメージする。
  • 関連知識: 問893・886・889(杆体と錐体の機能比較)と共通テーマである。杆体=暗所視・高感度・色覚なし、錐体=明所視・高分解能・色覚ありの対比を確実に覚える。
  • よくある間違い: 黄斑に杆体が密集していると誤解しやすい。杆体は周辺網膜に多く、黄斑(中心窩)には錐体のみが存在する。また中心窩を「血管が豊富」と誤答しやすいが、実際は無血管領域である。
  • 教科書では「a.視覚の性質」の範囲に該当する。
特徴 黄斑(中心窩) 周辺網膜
主な視細胞 錐体細胞 杆体細胞
明所視の分解能 高い 低い
暗所視の感度 低い 高い
色覚 あり なし
血管 無血管領域 あり

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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