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細胞小器官とその働きとの組み合わせで誤っているのはどれか

問題

細胞小器官とその働きとの組み合わせで誤っているのはどれか。

  1. ミトコンドリア ― ATPの合成
  2. リソソ-ム ― 不要物質の分解
  3. 中心体 ― 細胞分裂
  4. ゴルジ装置 ― 蛋白質の合成

解答: 4(ゴルジ装置 ― 蛋白質の合成)

解説

  1. 正しい。ミトコンドリアは細胞のさまざまな活動のエネルギー源となるATPを大量に合成・供給する装置である。
  1. 正しい。リソソームは膜で包まれた袋状の小顆粒で、加水分解酵素を多く含み不要な物質を分解処理する。
  1. 正しい。中心体は1対の円筒状の小体よりなり、細胞分裂に際して紡錘体を形成して働く。
  1. 誤り。ゴルジ装置の主な働きは蛋白質の合成ではなく、小胞体から出るタンパク質を受け取って濃縮する働きや細胞外に分泌する働きである。→蛋白質の合成を行うのは粗面小胞体上のリボソームである。→リボソームでmRNAの情報に従ってアミノ酸が連結され、タンパク質が合成される(翻訳)。→ゴルジ装置はその後の修飾・濃縮・分泌の段階を担う。

ポイント

  • ゴルジ装置は「濃縮・修飾・分泌」、タンパク質合成は「リボソーム(粗面小胞体)」と明確に区別する。
  • 覚え方のコツ: タンパク質の流れを「リボソームで合成→ゴルジ装置で仕上げ・出荷」と物流のイメージで覚える。
  • 関連知識: タンパク質合成の全過程は「DNA→mRNA(転写、核内)→タンパク質(翻訳、リボソーム上)→修飾・分泌(ゴルジ装置)」である。
  • よくある間違い: 「ゴルジ装置=タンパク質の合成」は最頻出の誤答パターンである。ゴルジ装置はタンパク質を「作る」のではなく「仕上げて送り出す」装置である。
細胞小器官 正しい機能 誤りやすい対応
ミトコンドリア ATPの合成
リソソーム 不要物質の分解
中心体 細胞分裂(紡錘体形成)
ゴルジ装置 タンパク質の濃縮・分泌 ×蛋白質の合成
粗面小胞体(リボソーム) タンパク質の合成

表: 細胞小器官と正しい機能の対応

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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