問題
細胞外液中で最も濃度の高いのはどれか。
- カリウムイオン
- カルシウムイオン
- ナトリウムイオン
- マグネシウムイオン
解答: 3(ナトリウムイオン)
解説
- 誤り。K⁺は細胞外液中の濃度が約4mEq/Lと低く、細胞内液に多く存在するイオンである。
- 誤り。Ca²⁺の細胞外液中濃度は約5mEq/Lであり、Na⁺より大幅に低い。
- 正しい。細胞外液では陽イオンとしてはNa⁺が約90%を占める。Na⁺は細胞外液中で約140mEq/Lの濃度を持ち、他の陽イオン(K⁺約4mEq/L、Ca²⁺約5mEq/L、Mg²⁺約2mEq/L)を圧倒的に上回る。一方、細胞内液では「陽イオンとしてはK⁺が多い」と記載されている。このNa⁺とK⁺の細胞内外の濃度差はナトリウムポンプ(能動輸送)によって維持されている。
- 誤り。Mg²⁺の細胞外液中濃度は約2mEq/Lであり、陽イオンの中で最も低い。
ポイント
- 細胞外液の主要陽イオンはNa⁺(約90%)、細胞内液の主要陽イオンはK⁺である
- 覚え方のコツ: 「ナト(Na⁺)は外、カリ(K⁺)は内」→ナトリウムポンプが濃度差を維持している
- 関連知識: 細胞外液の主要陰イオンはCl⁻、細胞内液の主要陰イオンはHPO₄²⁻とタンパク質イオンである
- よくある間違い: K⁺は体液中に重要なイオンだが、「多い」のは細胞「内」液であり細胞「外」液ではない
| イオン | 細胞外液 | 細胞内液 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Na⁺ | 約140mEq/L(主要) | 少ない | 細胞外液の陽イオンの約90% |
| K⁺ | 約4mEq/L | 約150mEq/L(主要) | 細胞内液に圧倒的に多い |
| Ca²⁺ | 約5mEq/L | 少ない | 血漿中約10mg/dL |
| Mg²⁺ | 約2mEq/L | 少量 | 細胞外液で最も少ない陽イオン |
表: 主要陽イオンの細胞内外の濃度分布
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