問題
細胞の主成分となる栄養素はどれか。
- 蛋白質
- 無機質
- 炭水化物
- ビタミン
解答: 1(蛋白質)
解説
- 正しい。蛋白質は細胞の主成分となる栄養素である。細胞の乾燥重量の約50%以上を蛋白質が占める。酵素・構造蛋白質(細胞骨格)・輸送蛋白質・受容体・抗体・ホルモンなど多種多様な機能を担い、生命活動の基盤となる。蛋白質は約20種のアミノ酸がペプチド結合で連結して構成され、1gあたり約4kcalのエネルギーを産生する。
- 誤り。無機質(ミネラル)は微量元素として酵素活性や浸透圧維持に関与するが、細胞の主成分ではない。
- 誤り。炭水化物は主にエネルギー源(1gあたり約4kcal)として利用され、細胞の主要構成成分ではない。
- 誤り。ビタミンは補酵素として微量で代謝反応に関与するが、細胞の主成分ではない。
| 栄養素 | 主な役割 | エネルギー(kcal/g) |
|---|---|---|
| 蛋白質 | 細胞の主要構成成分(酵素・受容体・抗体等) | 約4 |
| 糖質 | 主要エネルギー源 | 約4 |
| 脂質 | エネルギー源・細胞膜構成成分 | 約9 |
| ビタミン | 補酵素として代謝を補助 | – |
| 無機質 | 酵素活性補助・浸透圧維持 | – |
ポイント
- 蛋白質は細胞の乾燥重量の約50%以上を占め、構造と機能の両面で細胞の主要構成成分である。
- 覚え方のコツ: 「細胞の主役はタンパク質」→ 酵素も受容体も抗体もすべて蛋白質であり、細胞機能の主役である。
- 関連知識: 脂質も細胞膜のリン脂質二重層として構造的役割を担うが、細胞全体の主成分としては蛋白質が最も多い。
- よくある間違い: 炭水化物(糖質)を細胞の主成分と誤答するケース。糖質は主にエネルギー源であり、構成成分としての役割は蛋白質に及ばない。
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