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糖新生の材料になるのはどれか

問題

糖新生の材料になるのはどれか。

  1. アミノ酸
  2. マルトース
  3. ガラクトース
  4. グリコーゲン

解答: 1(アミノ酸)

解説

  1. 正しい。アミノ酸は糖新生の材料となる。糖新生とは糖質以外の物質(アミノ酸・乳酸・グリセロールなど)からグルコースを合成する代謝経路であり、主に肝臓で行われる。タンパク質からもエネルギーを取り出すことはできる。ように、アミノ酸はピルビン酸やオキサロ酢酸などを経由してグルコースに変換される(糖原性アミノ酸)。飢餓時には蛋白質が分解されてアミノ酸となり、糖新生の重要な基質となる。
  1. 誤り。マルトース(麦芽糖)はグルコース2分子からなる二糖類であり、糖質そのものである。糖新生は「糖質以外から」グルコースを作る経路であるため該当しない。
  1. 誤り。ガラクトースは単糖類であり糖質そのものである。代謝経路でグルコースに変換されるが、これは糖新生とは別の経路(ガラクトース代謝経路)である。
  1. 誤り。グリコーゲンはグルコースの貯蔵型多糖であり、グリコーゲン分解(グリコーゲノリシス)によってグルコースが遊離する。これも糖新生ではない。

ポイント

  • 糖新生=「糖質以外の物質」からグルコースを合成する経路。基質はアミノ酸・乳酸・グリセロールである。
  • 覚え方のコツ: 「糖”新”生の材料は糖じゃ”ない”もの」と覚える。マルトース・ガラクトース・グリコーゲンはすべて糖質であるため除外できる。
  • 関連知識: タンパク質は身体の主要な構成成分であり、これが大量に使われるのは飢餓などの異常な場合のみである。通常はエネルギー源として糖質・脂質が優先的に使われる。
  • よくある間違い: ガラクトースもグルコースに変換されるが、これは糖質→糖質の変換であり糖新生ではない。糖新生は「非糖質→グルコース」の経路である。
物質 分類 糖新生の基質か 理由
アミノ酸 非糖質 該当する ピルビン酸等を経てグルコースに変換
乳酸 非糖質 該当する コリ回路でグルコースに再合成
グリセロール 非糖質(脂質由来) 該当する 糖新生経路に入る
マルトース 糖質(二糖類) 該当しない 糖質そのもの
ガラクトース 糖質(単糖類) 該当しない 糖質の代謝経路
グリコーゲン 糖質(多糖類) 該当しない グリコーゲン分解

表: 糖新生の基質と非基質の分類

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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